女性が嫌う男性のペニスには「仮性包茎」「短小ペニス」といったものがあります。どちらも病気ではありませんので、何か治療を行う訳ではありません。しかし、女性からしてセックスする相手が仮性包茎だったり短小ペニスだったりすると少々ゲンナリすることもあるようです。実際に見た目や恥垢による臭いが気になるなどの問題もあり、治療を希望する男性は少なくありません。仮性包茎においては、勃起すると亀頭が露出するタイプの方もいますが、中には勃起してもほとんど亀頭が露出しない場合もあります。短小ペニスは持って生まれたものがあるとはいえ、指摘されたらそれは気になるところです。

今回は仮性包茎や短小ペニスの症状と直し方について見ていきたいと思います。

仮性包茎とは?

仮性包茎とは、平常時や勃起時のどちらにおいても簡単に包皮を剥くことができて痛みが伴わない包茎のことを指します。勃起すると亀頭が自然に露出する軽いタイプの仮性包茎から勃起してもほとんど皮を被ったままの重度の仮性包茎など人によって症状やタイプは異なります。

仮性包茎でもセックスは可能であることから、わざわざ治療をしなくてもよいという人もいますが、「衛生的に綺麗にしておきたい」「匂いが気になる」「フェラを断られることを避けたい」「単純に見た目を良くしておきたい」といったのメリットを考え治療を行う人も多いようです。

仮性包茎の手術とは?

仮性包茎の手術ですが「亀頭直下埋没Vカット法」や「根部切除法」という手術様式があります。前述の亀頭直下埋没Vカット法は、余った包皮部分を切除し、縫合するものです。縫合ラインが亀頭の直下ぎりぎりにくるように調整しながら余った包皮を切除します。さらに裏面ですが、裏すじの亀頭直下包皮小帯と陰茎部分をV字型に切除し縫合します。この結果切開して縫合した部分が亀頭直下のしわに隠れるため、傷跡が目立つことなく自然な仕上がりとなる点がポイントです。

もう一方の根部切除法ですが、こちらは先ほどの包皮部分を切除するのではなく、根本部分を切除するものです。切除して縫合した部分は陰毛で見えにくくなりますので、あまり心配することはありません。

包茎手術は医療機関によって料金は異なりますが、簡単な包茎手術で10万円程度、複雑な工程を経るものであると50万円ぐらいの料金がかかってきます。それを安いと取るか高いと取るかはその後のセックスライフに関わる問題なのでじっくり熟考して行うようにしましょう。

短小ペニスを大きくする手術とは?

先ほどの仮性包茎は余った包皮をどう処理するかが焦点でしたが、こちらは足りないペニスサイズをどう大きくするかという問題を解決する方法です。ペニスを大きくするには「サオ部分を大きくする」「亀頭を大きくする」の2つの方法があります。

サオ部分を大きくする陰茎増大手術

これは亀頭部分ではなく陰茎(サオの部分)の部分に注射を行い、ペニスを大きくする手術となります。ペニス全体が大きくなるため、亀頭増大手術よりも快適なセックスライフを送ることができそうです。一般的にはヒアルロン酸注入による陰茎増大術は、陰茎の皮膚と陰茎海綿体を包んでいる筋膜との間の層に、ヒアルロン酸を注入することでペニス全体を大きくします。ヒアルロン酸によるペニス増大手術ですが、手術後すぐにシャワーを浴びることもできますし手術から2週間程度経ったら普通にセックスを行うことも可能です。それに、注射による薬剤注入によるものであることから手術跡も残りません。

亀頭増大手術

亀頭増大手術とは、亀頭部分が先細っていることによって小さく見えてしまうペニスを大きくするための手術を言います。亀頭を増大することにより、セックス時に膣に触れる部分が増えることでピストン運動による摩擦が大きくなり、女性が快感を得やすくなることが可能となります。仮性包茎の方の場合には、増大した亀頭のカリ部分が防波堤となって包皮が戻りにくくなるため、仮性包茎を改善できるといったメリットもあるようです。

注射するだけでペニスが大きくなるため気軽に行えるものとはなっていますが、費用は10万円以上かかるものですが自尊心は得られるでしょう。また、注射によって注入する薬剤はヒアルロン酸となりますが、このヒアルロン酸は一定期間が経つと体内に吸収されてしまいます。そのため、再度注射する必要が出てきます。そのため、メンテナンス費用にコストおよび通院の手間がかかる点は最大のネックとなります。

ペニスを長くする手術

さて、ペニスを大きくする方法は、太くする以外に長くする方法もあります。

たとえば、ワナ靭帯に関わる部分を成形する手術というものがあります。そもそも、ワナ靭帯とは何かわからない方に説明しておくと、ワナ靭帯とはペニスを支えている靭帯のことです。ペニスはある意味筋肉の一種のようなものなので、骨と筋肉とが靭帯でつながれていますが、このワナ靭帯部分を手術によってうまく成形することにより、体内に埋もれているペニスを少し引き出すことが可能となります。

このワナ靭帯を切断し、ペニスを構成している海綿体を前面に引き出してあげるのですが、ある程度引き出したところで、ワナ靭帯を骨と結びつける手術があります。これを「ドローアウト」と呼びます。この手術によって埋もれているペニス5cm~8cmぐらいを引き出すことができますが、この手術の場合どうしても切開手術が伴うものとなってしまい傷跡が残ってしまいます。それに痛みやツッパリ感が出てしまうこともあるようです。とはいえ、傷痕は陰毛に隠れてあまり目立たなくはできるようです。そこまでしてペニスを大きく見せなければならないのか?という問題はあるにせよ、切羽詰まっている方であればぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

仮性包茎も短小ペニス手術もどちらも、ケースによっては痛い手術を伴います。それに相応の費用がかかってくるため、躊躇してしまう方も多いことでしょう。金銭的余裕があるのであれば、1回の手術でその後のメンテナンスの必要がない手術をするのが一番良いですが、そこまでのコストはかけられないという方であれば、ヒアルロン酸注入によるペニス増大法ぐらいは試せるかもしれません。ただし、半年に1度程度のヒアルロン酸注入が伴うのでこちらも大きいままにしておくためには、継続して行い続けなければなりません。

手術で数万円~数十万かけるのも憚られる、という方はサプリメントでのペニス増大を考慮してみましょう。こちらは即効性がなく、継続して摂取し続けることでペニスサイズが増大する可能性の高い施策の一つですが、サプリメントという名の通り、確実にペニスサイズを大きくしてくれるものではありません。そのため、半年1年経って摂取し続けたとしても効果が出ない可能性もありますが、安価で試みることができるペニスサイズ増大法でもありますので、一度検討してみても良いでしょう。

いずれにせよ、ペニスサイズを大きくするためにそれだけの労力をかける必要があるのかどうかは考えるべきです。仮に女性にペニスサイズを笑われたとしても、そんな女性とセックスしなければいいだけです。とはいえ、何人かに言われた場合には真剣に考えることも必要かもしれませんね。