セックスの上手い下手の定義って何なのでしょうか?誰もが自分は普通だと思っていても、自分がイケなかったり、相手がイケなかったりすれば「自分はあまりうまくないのか?」「相手に問題があるのでは?」と勘ぐってしまうこともあるかもしれません。単純に自分本位のセックスをする男性にはうまさを感じず、相手を思いやれる男性は上手いと考えられているようではありますが、実際のところどうなんでしょうか?

今回は、セックス上手い男性がやっていることについて見ていきたいと思います。

セックスの上手い・下手の基準とは?

セックスが上手いか下手かの基準なんて普通はわかりません。他人のセックスを目にすることなんてありませんから、わかるはずはないのです。「AVを見ればわかるのでは?」と言う方もいるかもしれませんが、あれは演技です。本当のセックスでは行えないような体位や技を駆使して見る人を楽しませるエンターテイメントであって、勉強にはなりません。ではどうやって上手い下手かを判断するか。それは女性の言動・反応を見て、ということにならざるを得ません。

単純に考えて、セックスが上手い男性は女性経験も多く、さまざまな女性との経験を通して何が良いか悪いのかを判断します。もちろん、同じ女性でも感じる部分は異なるため、都度探りながらということにはなってきます。とはいうものの、機能は同じですからたいていの場合「ここを攻めておけば大丈夫」という王道ポイントはあるものです。それをたくさん持っている人が上手いと想定されます。

ではセックスが下手な男性とはどういう人かと言うと、やはり女性経験が少ない人に多いでしょう。一人とは回数を重ねているものの、多人数との経験が少ない人も同様です。また、自分本位のセックスに終始する人も下手な部類に入ります。たとえば、前戯がほとんどなくいきなり挿入しようとする、触り方が強引、痛いといった印象を与えるセックスを行う男性は下手であるというレッテルが貼られる可能性が高いようです。

では、ここからはセックスが上手い男性が行っていることを細かく見ていきましょう。

セックスが上手い男性が行っていること

キスがうまい

セックスのまずスタートはキスから、という人は多いと思います。そのキスが上手いか下手かでその後の展開がわかるという女性もいるとか。キスの上手さに定義はありませんが、ソフトタッチのキスが好きな女性もいれば、強引に舌を入れてくるようなディープキスが好きな女性もいます。それがどっちなのか、こちらからうかがい知るのではなく、女性側に行動させることができる男性はセックスが上手いと言われるでしょう。

脱がせ方がうまい

服を脱がせる行為は事前にシャワーを浴びたりすればなくなることもありますが、着ている服を脱がせる行為からもセックスの上手い下手を判断することができます。女性の服の特徴を知っているか知らないか、下着の脱がせ方(ブラジャーのホックの外し方など)などからしても、経験がものをいうことがあるため、脱がすのに手間取っていると「この人あまり経験ないな」と思われるのではないかと焦ってしまう人もいるのではないでしょうか。自分があまり脱がせるのが得意でないと判断した場合には、お互いシャワーを浴びてくることで脱がせる手間を省くことができたりします。苦手なものを無理にやることで評価を下げる必要はありません。できることに注力するのがベターです。

言葉巧みに攻める

全く会話のないようなセックスはお通夜のようで面白くありません。そこで相手の興奮度が高まるような言葉を耳元でささやくようなセックスを行える男性は上手いと感じられることでしょう。気の利いたセリフ一つ言えないようでは、女性を濡れさせることすらできないかもしれません。王道セリフにはどのようなものがあるのかは、ネットで検索すればヒットするのでお気に入りセリフを見つけてみるのはいかがでしょうか?

OJTで技術を磨く

所詮、セックスは経験がものを言います。頭でどんなに考えても、相手がいることですのでその通りに行くことはありません。そのため、実践を通じてスキルを上げていく必要があります。特に性感帯への攻撃は上手い下手が如実に表れます。胸への愛撫と下腹部への愛撫としてちょっと触るだけで終わっていませんか?そんなことでは女性に上手いと思わられることはないでしょう。しっかりとどこをタッチすれば女性が興奮度を高められるのか、性感帯をしっかり把握して攻めていくことを心掛けましょう。

挿入に重きを置かない

挿入が大事だと感じているのは正直男性のみです。射精することがゴールである男性にとっては挿入まで道のりはおまけのように感じるかもしれません。しかし、その過程において前戯をしっかり行ってきたことで女性の心も体も解放されてはじめて挿入が心地ようものに変化するわけです。そこを飛ばしてくれば女性からしてみたら「所詮自分本位なのね」と思われて満足度は低下してしまうでしょう。それでも優しい女性であれば、イったふりをしてくれたりするので、男性は勘違いして「俺のテクニックは最高」なんてお門違いの感覚を持ったままフィニッシュに至ってしまうことがあるかもしれません。

ペニスの挿入は確かに、男女が結びつく意味でも大事なものかもしれませんが、それ以外の部分で体を密着させて愛を育むことができればそこまで重いものではないのです。前戯中に女性をイカせることができたりすれば、それだけで挿入が無くても満足できるのが女性。AVを見すぎの男性の場合はとかく勘違いをしがちなので、その辺を注意しておきたいものです。

ピロートークに時間をかける

射精が終わったら、そそくさと帰る準備をする、寝てしまうといった男性は多いものです。これは男性の本能的なものですのでしょうがないといえばしょうがありません。しかし、女性は余韻に浸っているわけで、その時からもまだセックスは継続中なのです。そこでもう一つ最後の仕事として、ピロートークができるかどうかどうかが、セックスが上手か下手かの分かれ目となります。このピロートーク、多少面倒くさいと思う男性も多いと思いますが、これもセックスの一部として行うのをルーティン化しましょう。何をしゃべるかはというよりは女性が話す内容を聞いてあげるだけで十分です。

まとめ

セックスは相性が重要な行為です。一度下手なレッテルを貼られてしまえば、その後二度と行為に及ぶことができない可能性もあります。鍛えるといってもパートナーがいる方であれば、外でトライしてくるというわけには簡単にいかないでしょうから、まずは相手とのセックスでしっかりと、満足させるだけの努力を行っていきましょう。これまで紹介してきたことをしっかりやるだけでも、全然今までと違ったセックスになるはずです。そうすれば女性も「うまくなったな」と感じてくれるに違いありません。単なるセフレの場合ではまた違いますが、経験を積み重ねることでしかセックスは上手くなりません。AVをいくら見ても、AV男優の書いたテクニック本を読んでも実践して見ないことには、決して上手くはならないのです。セックスが下手で別れるということが無いように、相手が離れられないようなセックスを実現するように日々努力に励みましょう。