妊活というと、女性側だけが行っているイメージの高いものですが、最近は不妊治療による妊娠・出産が増えている中、男性側も妊活に積極的な参加が求められています。その理由としては、不妊の原因は女性側だけでなく男性側にも問題があることがあるためです。無精子症や精子の運動率が著しく低い場合があり、根本的な原因を知らないことには治療のしようもないことが明白となっています。
女性の場合には、基礎体温を上げたり、排卵を誘発したりといったことが妊活では行われますが、男性の場合はいったい何を行えば良いのでしょうか?
ここでは妊活において最適なメンズサプリに焦点を絞って見ていくことにしましょう。
男性は妊活すべき?
結婚して、普通の性生活を行っているのに、何年たっても妊娠しない。そのような場合には、不妊となる原因が何かしらあるものです。女性の場合には、若いうちであれば卵子も元気な状態であっても、加齢につれて老化が始まります。そうすれば、必然的に妊娠はしにくくなってきます。まれに芸能人が40歳を超えても妊娠・出産したというニュースを見ることがあるので、「40になっても妊娠できる」と思っている人も多いようですが、生物としての出産適齢期は20代ですので、加齢を重ねると妊娠しにくくなるのは自明の理です。
男性の場合には自覚症状が伴わないことが多く、自分に不妊の原因があったとしても通常は気づきません。普通に精液が放出されているなかの精子は目で見えるものではありませんし、数が少ない、運動率が低いというのはわからないからです。もちろん、性行為自体にのぞむ際に勃起しにくい、挿入しにくいという問題を抱えている人もいるとは思います。その際の原因は、ストレスや喫煙、アルコール、先天性異常、機能障害などさまざまですが、原因を知ったうえでどのような対処をしていけばよいかのゴールは変わってきます。
一般的に男性不妊の原因は90%ほどが造精機能障害と言われています。「無精子症」は、精液中に精子が全く存在しないというもので、精巣内に精子がいればそこから排出して顕微授精を行うなどができますが、そもそも精巣に精子がいなければ、妊娠確率はゼロとなります。「精子無力症」というのは、精子は存在しているものの、その運動率が非常に悪いものです。こちらも激しく動ける精子を抽出して人工授精や顕微授精を行うことは可能です。
しかしながら、不妊治療のステージがあがり、人口受精や体外受精・顕微授精を行う場合には費用もかかりますので、妊活を行って言うカップルの中には、できるかぎり安く不妊治療を行うことはできないのか?と思っている方も多いのではないでしょうか。
男性不妊をサプリメントで改善する?
女性のみならず、男性も女性の妊娠・出産を手助けすべく、元気のいい精子を作るために体調を整えることは必要な事です。妊娠・出産に向けて男性・女性双方が真摯に子供を作ることに向き合うことは重要なことではありますが、先ほど述べたように、不妊治療にはお金がかかります。国が不妊治療に対して経済的負担軽減を図るために、支援金を助成しているとはいえ、不妊治療は数百万~数千万かかるケースもあります。「そんなにお金をかけられない」という現実と「子供は欲しい」という願望とが交差して、悩んでしまうカップルも多いと思いますが、男性側の不妊を解消すべく、男性不妊に効果があるとされる、サプリメントの摂取は、今後の妊活に改善をもたらすかもしれません。
男性不妊におすすめのメンズサプリ
ここからは、不妊の方におすすめのメンズサプリについて見ていきたいと思います。直接妊活用と謳っているわけではありませんが、体調を整える意味で摂取するのが効果的と思われるものとなっています。
亜鉛・マカ
亜鉛やマカが含まれたサプリメントは、性欲改善や滋養強壮効果が期待できると言われる成分です。亜鉛はテストステロンの合成を促し、精子稼働率を向上させる効果があると言われるものです。また、マカは亜鉛・アルギニンを含んでおり、精子を増やし活性化する働きがあると言われています。またこれらのサプリは男性器の血流を良くしてくれるようなものですので、普段の食事に加えて摂取していくことで、男性機能の改善につながる可能性も高くなるのではないでしょうか。
葉酸
葉酸はよく女性が不妊・妊娠中に摂取すると良いとされる成分と言われています。これは男性にも有効な成分で、男性が葉酸を摂取することで精子のDNA損傷を予防する効果があると言われています。1日に摂取したい葉酸を野菜で換算すると、約200gとかなりの量の野菜を採らなければならなくなりますので、サプリメントであれば負担なくせっしゅすることができることでしょう。
不妊に立ち向かえ!精子の質を高めるためには?
不妊に悩んでいるカップルは、妊娠のためにはどんなことでも実施したいと思うもの。そんな中男性が行えることとして、サプリメントの摂取以外に何があるのでしょうか?
禁煙
もしタバコを吸っている方がいれば、すぐにでも控えるようにしましょう。タバコを吸うことで血管収縮を促し、血流を悪くしてしまいます。精子の数の減少、運動率の低下にもつながりますので、子供が欲しいのであれば禁煙は必須要綱です。
下半身を温めすぎるのはNG
下半身を温めすぎるのもあまりよくありません。精子は熱に弱いため、熱いお風呂やサウナといったものは、良質の精子を生成するためにはあまり好ましくないとみてよいでしょう。
精子を溜めすぎない
「精子を溜めた方が濃い精液となって良いのではないか?」まことしやかにそのような噂が広まったりもしていますが、実は精子を溜めることはあまり良くありません。精子は毎日新しいものが作られて、古いものは死んでいきます。古い精子が溜まれば精液自体が質の低いものになってしまいますので、良質の新しい精子を生み出すためにも、精子は溜めすぎず、適度な放出が必要です。ただし、別にセックスを毎日しなければならないというわけではなく、オナニーによる射精で問題はありません。あとは、排卵日に合わせて最適なタイミングにセックスをすることで、妊娠の可能性は大いに高まることでしょう。
まとめ
妊活は思った以上に大変な行動を伴います。すんなり妊娠する方もいれば、なかなか妊娠しない、肉体的に通常妊娠が難しい方もいらっしゃいます。そんな中「このままだと妊娠が難しいのでは?」と思ったらすぐに、更なる上のステージへ移動した方が、精神的にも肉体的にも、金銭的にもよいのが妊活です。
女性の負担が多い妊活ではありますが、男性にもその原因があるとわかった段階で、できるかぎり良質の精子を提供できるような体内環境の整備を行っていくことが、幸せな家族計画につながります。一昔前であれば、子供を持つことが当たり前と思われていた時代も、今や少子高齢化の一途を辿り、子供の数は激減しています。社会情勢的に子供を持つのが難しい経済状況というケースもあれば、なぜかわからないが妊娠できないというカップルの不妊もあります。
妊娠・出産の計画があるカップルの男性の方、ぜひ今日からサプリメント摂取で体質改善を図っていってはいかがでしょうか?