男性向けサプリメントの成分の中にはトナカイ角が含まれていることがあります。クリスマスにはよく聞くトナカイという動物について、名前は知っていてもあまり見たことがなく、はたしてどんな動物なのかも知らないという人は多いと思います。トナカイはアラスカ、ノルウェー、フィンランド、ロシアなどの北極圏で生活をしている動物です。冬の過酷な環境に耐えるため、体毛は厚く、とても寒さに強い動物と言えます。トナカイと言えばサンタクロースのソリを引っ張る動物として知られますが、北欧やシベリアだと実際にソリを引く活躍をし、人々の生活に欠かせない存在となっています。

 

またトナカイは、シカの一種でシカと同様の角が生えている動物で、シカがオスだけ角があるのに対し、トナカイの場合、オスとメス両方に角が生えています。ただ、オスの方が大きい角を持ち、戦い以外にも雪を掘るのにも利用されます。オスは秋から冬にかけて角は抜け落ち、メスは春から夏にかけ角が抜け落ちるという違いがあります。

 

このトナカイは雪原を80kmものスピードで走るだけでなく、食肉としてや乳用としても利用されています。また、角も有効利用されており、この角が古来より滋養強壮の効果があると言われています。シカの角も古くから漢方薬として利用されていましたが、鹿の角は鹿茸(ろくじょう)と呼ばれ、精力向上効果があると言われてきました。この鹿茸とは、シカの角を乾燥させたものを輪切りにしたものを言います。トナカイがシカの一種であることもあり、シカの角と同様の効果は期待できるとされています。

 

トナカイは日本国内では馴染みの無い動物と思われているものの、北海道の一部ではトナカイの飼育は行われているようです。しかし、数は限られていることもあり、トナカイの角の入手となればその価値は非常に高いものとなってしまいます。純度の高いトナカイの角は非常に高価な値段で取引されることがあります。

トナカイ角

トナカイの角効能・効果

トナカイ角は昔から漢方薬などで使用されていますが、実際はどういった成分が含まれているのでしょう?なかでも有名なのはアルギニンとアミノ酸です。アミノ酸・アルギニンは人間が生きていく上で欠かせない栄養素の一部ですが、年齢を重ねていくと体内で合成される量は減少の一途をたどります。加えて食生活や生活リズムが乱れてしまうことにより、合成はより低下してしまうとされています。今はバランス悪い食生活や生活リズムの不規則が当たり前の世の中なのでどうしても生活習慣は乱れがちです。生活習慣を根本から直すことはもちろん大切なことではありますが、それをトナカイの角が配合されたサプリメントなどで補うことも大切です。

 

またトナカイの角には、他にアミノ酸が含まれています。トナカイの角のアミノ酸はシカの角(鹿茸)よりも多く含まれているのは特筆すべき点です。そのほかにも、トナカイ角には体に欠かせないマグネシウムやカルシウム、リンといったミネラル類も豊富に含まれているとされています。加えて、トナカイ角にはコンドロイチンも含まれています。コンドロイチンとは、関節に効果があるとされるもので、加齢による関節の痛みには効果があると言われています。このコンドロイチンは、関節以外にも骨や内蔵、角膜、皮膚といったものにも効果があるとされ、弾力性や保水性を与えてくれます。コンドロイチンの効果は他にも、コレステロールや過酸化脂質を除去する効果もあるようで、高血圧や動脈硬化の予防にも期待ができるとされています。

 

その他、トナカイの角にはコラーゲンも含まれます。コラーゲンは非常に注目されている成分の一つで、髪の毛や骨、肌を構成するタンパク質の一種です。このコラーゲンは年齢を重ねるにつれて量は減少していきます。コラーゲンが不足すると、肌の潤いが奪われて、シミやシワの原因となってしまいかねません。加えて髪の毛の潤いも失われます。アンチエイジングのためにはコラーゲンの摂取は欠かせないのですが、特に女性はコラーゲンの含まれた美容品が数多く販売されていますので、コラーゲンに興味を持つ方も多いと思います。

 

コラーゲンの効果ですが、髪の毛や肌をきれいにするほかにも、骨を丈夫にする効果もあります。骨を丈夫にすることによって、血流の改善につながることはとても重要です。1日に摂取するとよいコラーゲン量は5,000mgと言われていますが、これだけの量を摂取することはかなり大変です。よってトナカイの角の成分を摂取して、コラーゲンを補うことができると効果的かもしれません。

 

トナカイ角にはアデノシン三リン酸も含まれていますが、こちらは「ATP」と呼ばれることがあります。アデノシン三リン酸は代謝活動に使用される成分のひとつで、アデノシン三リン酸が不足してしまうと、体のエネルギーも失われてしまいかねません。アデノシン三リン酸はブドウ糖等によって体内にて生成されますが、トナカイ角のようなものから摂取することもできます。

 

このようにたくさんの成分を含んでいるトナカイ角ですが、そのほかにも滋養強壮と疲労回復に向けた効果もあると言われています。トナカイ角に含まれるアルギニンを摂取することにより、血流や成長ホルモンの促進の効果が期待できるのです。血流が促進されることにより、脳への血流も良くなるため、脳の疲労改善効果も期待することができます。普段よりデスクワークがメインの方は脳疲労が蓄積されていることが多く、トナカイ角の摂取は効果的かもしれません。

 

トナカイ角に副作用があるかどうかという点に関してですが、トナカイ角は1日の摂取量が決められています。1日5,000mg以上摂取をしてしまうと、のぼせやかゆみ、発疹、胸焼け、寒気などが起きる可能性が高まります。決められた量を守っているのであれば副作用の心配はないものの、人によっては副作用が起きることがありえます。もし、摂取した後何か体内に異変が起こったらすぐにかかりつけの医師に相談するのが賢明です。

 

さて、男性向けサプリメントにトナカイ角の成分が含まれている場合、どのようなことがペニス増大に影響を与えるのでしょう。特に影響を与えるのはアルギニンと思われます。トナカイ角が古くから男性器の精力アップに効果を発揮しているのは、アルギニンの効果が大きいと言えます。トナカイ角にはアルギニンと同様の効果がある亜鉛も含まれているため、亜鉛とアルギニンの同時摂取は相乗効果が期待できるものとなりあす。

 

また、年齢を重ねることでペニスが以前に比べると小さくなったりすることがありますが、これにはアルギニンが影響しているとされています。年齢を重ねると体内のアルギニン生成が減少し、ペニスの活力が失われてしまうためです。加齢によってペニスのサイズが小さくなったと感じる男性には効果が期待できるかもしれません。さらにトナカイの角には、ペニスへの血行を改善する作用もあります。血行がよいとペニスに栄養素が滞ることなく運ばれていくため、ペニスの成長も期待できるのです。さらに、トナカイの角にはコラーゲンも含まれていますが、骨を丈夫にして骨の働きを促進するコラーゲンは、骨が丈夫になれば血流も改善されることから、ペニスへの血流改善も同時に行ってくれます。

 

最後に、トナカイの角は疲労回復の効果があります。なかでもアデノシン三リン酸によって疲労を回復させる効果は高く、ペニスの健康に大きな影響を持ちます。肉体だけでなく脳の疲労にもトナカイ角は効果的である点を覚えておきたいものです。