
FXには様々な取引手法があります。代表的なFXの取引手法は、4つでスキャルピング・デイトレード・スイングトレード・長期トレードです。
この中で特に利益が取りやすいといわれているのがスキャルピングです。スキャルピングとは、数秒から数分での取引を繰り返し行う取引手法です。
1回あたりの利益は小さいですが積み重ねることによって大きな利益にしていく取引手法です。このスキャルピングですが、FX会社にとってリスクがあるため禁止しているFX会社も非常に多いです。
しかし利益の出しやすいトレードなので多くのFXトレーダーはスキャルピングを行いたいと思っています。スキャルピングを希望している多くのトレーダーは、「スキャルピングを禁止していないFX会社はないのか。」「スキャルピングができるおすすめのFX会社を教えて欲しい。」と思っているのです。
そこで、この記事ではスキャルピングが禁止されていないおすすめのFX会社を紹介します。
ズバリ、スキャルピングができるおすすめのFX会社は、海外FXブローカーの「XM」です。今回はなぜスキャルピングを行うにはXMがおすすめなのかについて説明します。この記事を読めばXMのスキャルピングのすべてについて理解することができます。
目次
XMはスキャルピングを禁止していない
この章では、XMのスキャルピング について説明します。まず初めに、XMはスキャルピングを禁止していません。
しかし、スキャルピングに付随する一部の取引については禁止をしています。スキャルピングが禁止されていないと思い、何も考えずにトレードをすると知らず知らずの内に禁止事項に引っかかってしまう可能性があります。
禁止事項に引っかかってしまうと口座の凍結など厳しい措置を受けることになります。そこでこの章ではXMで禁止されているスキャルピングについて説明します。この章で、XMで禁止されているスキャルピングの内容についてしっかり理解しましょう。
アービトラージ(裁定取引)の禁止
アービトラージとは裁量取引のことをいいます。裁量取引とは、同じ商品の価格差を狙った取引のことです。同じ商品であれば本来全く同じ価格になると思われるかもしれませんが、日常生活で考えても違うことは実は多いのです。
例えば、まったく同じ洗剤でもA店は300円、B店は280円で販売していることなどはよくありますよね?
FXの世界でも同様で、同じ米ドル/円のレートでも違うレートが提示されることがあります。この価格差を狙って取引するのがアービトラージです。
通常、市場から直接レートを取りにいっている業者と銀行を通してレートを取りにいっている業者とでは、短い時間ですがレートにずれが生じることがあります。
レート差は数秒経てば元に戻るのですが、この数秒を狙って取引をすれば利益を出すことができるのです。
例えば、A社は市場から直接レートを取っているFX会社で提示レートが100円だとします。B社は、銀行からレートを取っているFX会社で提示レートは99.90銭でした。
A社、B社のレートは、数秒で近い数字になります。しかしこの数秒の間にA社では「売り」、B社では、「買い」を入れたらどうでしょうか?
お互いのレートに近づいていくので近づいたタイミングで決済をすれば利益を取ることができてしまうのです、このような取引のことをアービトラージといいます。
他にもスワップポイントの各社の差を狙ったアービトラージもあります。
スワップポイントを狙ったアービトラージとは、各FX会社の売買のスワップポイントの差に注目して行う取引です。例えば米ドル/円でA社の買いのスワップポイントは100円、B社の米ドル/円の売りのスワップポイントは、マイナス50円だとします。
このスワップポイントの差に注目してA社は買い、B社は売りの両建てを行えば、スワップポイントの差の分だけ利益が出ます。このケースの場合は、A社100円-B社50円の50円分が差額になります。
両建てをしているのでロスカットにさえ気を付ければ為替の上下では利益も損失も出ません。これがスワップポイントの差を狙ったアービトラージです。
XMではアービトラージに関しては全面的に禁止をしています。
知らなったでは済まされないのでしっかり理解するようにしてください、もし禁止事項を行ってしまった場合は利益の没収や口座の凍結など厳しい措置を受けることになってしまいます。
他業者間、口座間での両建ては禁止
XMでは、同一口座の両建ては禁止していませんが、他業者間やXMの口座間での両建ては禁止しています。(XMでは1人につき最大8口座作ることができます。)
なぜ他業者間の両建てが禁止されているかというとFX各社によってレートに若干の差が出ることが多いので、結果的にアービトラージになってしまう可能性があるからです。
XMでの口座間での両建てが禁止されている理由は、おそらく不正に使われやすいからだと思います。
過去に、グループでアービトラージを組織的に行っていた例があり、複数口座で両建てを認めてしまうとこのような不正に使われやすいのでしょう。
XMでは同一口座での両建ては禁止されていませんが、他業者間やXMでの口座間での両建ては禁止されていますので気を付けてください。もし行ってしまうと口座凍結などのリスクがあります。
ネットワーク遅延を狙った取引は禁止
FXでは、多くの利用者がログインをするとサーバーの動きが遅くなり、レートの提示が遅くなることがあります。平時ではほとんどありませんが、コロナショックやトルコリラショックのように相場が急変しログイン数が急増するとたまに起こる現象です。
正当にレートが提示されていないタイミングを狙って取引することもXMは禁止しています。
XMはスキャルピングには不向きな面も?
XMはスキャルピングを認めている業者ですが、スキャルピングに不向きなところもあります。それはスプレッドが高いことと手数料が高いことです。
利幅が小さいと手数料負けもある
スキャルピングは、小さな値幅を繰り返しとることによって利益を積み重ねる取引手法です。スキャルピングは1回当たりの利益が少ないので、スプレッドが広いと手数料負けしてしまう可能性があります。
スキャルピングはスプレッドが狭い業者で行う方が、利益を出しやすいです。デイトレードなどほかの取引手法でもスプレッドは狭いことに越したことはありませんが、スキャルピングの場合、それが顕著になります。
なぜならデイトレードなど他の取引手法対比、スキャルピングは圧倒的に取引回数が多くなるからです、1取引当たりのコストは大したことはないかもしれませんが、取引回数が多くなればなるほどコスの負担は重くなります。
XMのスプレッドは他業者対比広い傾向にあるので、スキャルピングに向かない面もあるので注意してください。
XMのZERO口座の手数料は高め
XMには、スプレッドが0になる可能性のある、ZERO口座というものがあります。ZERO口座は、取引単位は10万通貨単位でレバレッジは500倍です。
ZERO口座は、確かにスプレッドは低いです。(平均0.1pips程)しかし取引手数料が10万通貨で片道5ドルかかります。(往復で10ドル)XMのマイクロ口座やスタンダード口座に比べると確かにコストは低いですが、この手数料を加味すると、他業者対比決して低い取引コストとはいえないので注意してください。
XMでスキャルピングを行うメリット
XMでスキャルピングを行う主なメリットは3つです。
- EAが使えること
- 約定料が高いこと
- 取引できる通貨ペアには困らない
それぞれのメリットについて詳しく説明していきます。
EAを使えること
EAとは自動売買ソフトのことで、Expert Advisor(エキスパートアドバイザー)の略です。XMでは、EAを使ったスキャルピングも認めています。
EAの使用を認めているので優秀なEAに出会うことができればスキャルピングの知識がなくてもスキャルピングで利益を上げることができます。
スキャルピングは数秒から数分の取引を繰り返し行う取引手法なので非常に神経を使います。スキャルピングにEAの使用を認めていることは、XMのスキャルピングの大きなメリットです。
約定力が高いこと
スキャルピングを行ううえで約定力の高さは非常に重要です。いくらスプレッドや手数料が安くても提示レートで約定されなければなんの意味もありません。XMはリクオート(レートの再提示)なし、約定拒否なしの方針で取り組んでおり約定力の高さは、折り紙付きです。イギリスを代表するオンライン金融マガジンから2017年にベストFX執行ブローカー賞も受賞しています。
XMでは1秒以内に約定する確率は99.35%です。コロナショックやトルコリラショックのような相場急変時には多少はスリップする可能性はありますが、平常時ではほとんどスリップの可能性はありません。
この約定力の高さこそXMでスキャルピングを行う最大のメリットです。スプレッドや手数料がXMよりも安いFX業者はたくさんあります。
しかし、いくらスプレッドや手数料が安くても提示レート通りに約定されなければ意味がありません。スキャルピングを禁止しているFX会社が多い中この約定率の高さは非常に魅力的です。
またXMは豪華なキャンペーンをかなりの頻度で行っています。口座開設をしたら3,000円、入金すれば入金したお金の倍の取引をできるようなボーナスです。
この豪華なボーナスを使ってスキャルピングを行うこともおすすめです。ボーナスは当然ですが出金することはできません。しかしボーナスをスキャルピングに利用することはできます。
約定力の高さを武器にして自分でスキャルピングが出来る方は、自分でスキャルピングを行えばいいですし、自分でスキャルピングを行う自信がない方はEAを使ってスキャルピングをすればいいのです。豪華なボーナスを活かすことができるのも、この約定力の高さが大きな要因になります。
取引できる通貨ペアには困らない
XMでは合計57通貨ペアの取り扱いがあります。メジャーな通貨ペアに関しては一通り網羅しているのでお気に入りの取引通貨ペアがないことはほとんどないはずです。豊富な通貨ペアの取り扱いがあるのは大きなメリットになります。
まとめ
今回は、XMのスキャルピングについて説明しました。スキャルピングは、代表的な4つのトレード手法(スキャルピング・デイトレード。スイングトレード・長期トレード)の中で最も利益が出しやすい取引です。
また、すぐに結果が出るので取引をしていて楽しい取引手法でもあります。多くのメリットのあるスキャルピングですが、残念ながら多くのFX会社はスキャルピングを禁止しています。
スキャルピングを禁止している理由は、FX会社にとってメリットが少ないからです。そんなFX会社にとってメリットの少ないスキャルピングを、XMは明確に認めている数少ないFX会社です。
もちろんすべてのスキャルピングを認めているわけではありません。アービトラージや他業者間・XMでの口座間でのスキャルピング・ネットワーク遅延を狙った取引は禁止をしています。
またXMはスプレッドや取引手数料が決して安いわけではありません。しかしXMは、非常に高い約定力を持っています。約定力の高さこそがスキャルピングで安定的に利益を出すための必須条件です。
いくらスプレッドや手数料が安くても頻繁にスリップを起こすようでは安定的に利益を稼ぐことはできません。またXMはEAによるスキャルピングを認めています。
EAでスキャルピングができるのでスキャルピングの知識がない方でもスキャルピングを行うことができます。XMのスキャルピングには当然ですがメリットもデメリットもあります。
デメリットも勘案したうえでXMは十分にスキャルピングのできるおすすめのFX会社といって差支えないと思います。この記事を参考にXMでスキャルピングを行ってみてはいかがでしょうか?