
この記事では最大レバレッジが変わる条件と確認方法を整理します。実際の計算は証拠金維持率の計算例、強制決済の仕組みはXMのロスカット解説に分けて確認できます。
今回は海外FX業者のXMでトレードをする際に大事な
- 最大レバレッジ
- 証拠金維持率
- ロスカット水準
について解説していきます。
XMの最大レバレッジは1,000倍(2022年6月より)
XMの最大レバレッジは1,000倍です。
国内FX業者の最大レバレッジは25倍ですから、凄まじい数字ですね。
ただし、
- 証拠金残高
- 通貨ペア
- 経済事情
などによって、最大レバレッジが下がる事があります。
1.証拠金残高
最大レバレッジは、含み損益などを反映した総有効証拠金の米ドル換算額に応じて区分されます。入金した額だけで判断するものではありません。
Zero口座は総有効証拠金5~80,000米ドルで最大500倍です。なお、公式取引条件ページは200,000米ドルを200倍・100倍の両区分に含めて表記しています。境界額では口座画面の適用値を確認してください。固定の円換算額では判断しないようにしましょう。
途方もない数字に感じるかもしれませんが、XMでガンガン稼いでいるのであれば非現実的な金額ではありません。
最大レバレッジを下げたくないのであれば、そこそこのタイミングで出金しましょう。
2.通貨ペア
「マイナーな通貨ペア」は価格変動が大きい傾向にあるため、最大レバレッジが下がります。
銘柄固有の証拠金率が口座の設定値より優先される場合があります。最新の適用値は取引画面の銘柄仕様で確認してください。
たとえば、
・ドル/元:50倍
・ドル/トルコリラ:100倍
・スイスフラン/シンガポールドル:400倍
などとなっています。
価格変動が激しい通貨は扱いが難しいので、最初のうちは「ドル円」などのメジャーな通貨ペアを扱うことをおすすめします。
3/経済事情
たとえば、
- 巨大銀行の会見
- 各国の要人が絡む重要イベント
などがある場合は値動きが激しくなりやすいため、最大レバレッジが下がることがあります。
XMの最大レバレッジを戻す手順
最大レバレッジの表示が変わったら、総有効証拠金の区分・口座タイプ・銘柄の条件を順に確認します。
1.総有効証拠金を確認する
口座残高だけでなく、含み損益を反映した米ドル換算額を確認してください。複数口座を使っている場合も合計額で判断します。
2.口座画面の適用レバレッジを確認する
XMTradingポータルの口座設定で、選択できるレバレッジを確認します。Zero口座は最大500倍のため、1,000倍に変更できません。
3.表示が合わないときはサポートに確認する
有効証拠金が区分内なのに希望値を選べないときは、口座番号・現在の設定・取引銘柄を添えて確認しましょう。「必ず申請が必要」「1~2日で戻る」とは一律に判断できません。
設定変更により必要証拠金が変わると、保有ポジションの証拠金維持率にも影響します。出金や設定変更の前後で取引画面の数値を確認してください。
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設定1,000倍と実効レバレッジは何が違う?
口座の設定が1,000倍でも、いつも自己資金の1,000倍の取引をしているとは限りません。実効レバレッジは「取引金額÷有効証拠金」で考えます。
例えば、米ドル/円を1米ドル150円と仮定し、1万通貨を保有、有効証拠金が10万円なら、取引金額は150万円。実効レバレッジは150万円÷10万円=15倍です。口座の上限が1,000倍でも、この例の実効レバレッジは15倍になります。
- 設定1,000倍:必要証拠金は150万円÷1,000=1,500円
- 設定500倍:必要証拠金は150万円÷500=3,000円
- 設定100倍:必要証拠金は150万円÷100=15,000円
同じ1万通貨なら、0.10円の値動きによる損益は、どの設定でも1,000円です。設定の違いで変わるのは、この例では必要証拠金です。必要証拠金が少ない分だけ取引数量を増やすと、損益の振れ幅も大きくなります。
数値は仕組みを説明するための仮定です。実際には銘柄仕様・適用レバレッジ・取引画面の必要証拠金を確認してください。
XMのロスカット率は何パーセント?
たとえば、
「必要証拠金が1万円・有効証拠金10万円」なのであれば、証拠金維持率は1,000%となります。
「必要証拠金が1万円・有効証拠金5,000円」なのであれば、証拠金維持率は50%ですから大ピンチですね。
つまり、「証拠金維持率が低すぎて危険なので、これ以上酷い状態になる前にXM側で強制的に損切りしますよ」という事ですね。
つまり、「必要証拠金1万円:有効証拠金2,000円」で、ロスカットが発生するという事ですね。
ちなみに、証拠金維持率が50%になった時点で「マージンコール」が出ます。
これは、「危ないので証拠金維持率を上げてください(入金してください)」という内容の通知のことです。
XMでは証拠金維持率を最低500~1,000%にするのがおすすめ
一番よくないのは「ロスカット率が20%だから、証拠金維持率20%までは粘っていいんだ」と考えてしまうことです。
そうではなく、XMで取引する場合は、少なくとも500~1,000%くらいの証拠金維持率をキープすることをおすすめします。
500%くらいであれば、相場の急変によって一気に動くことがあるからです。
「そんな証拠金維持率にするのは無理!」と感じるかもしれませんが、案外そうでもありません。
たとえば、
通貨レート:100円
購入量:1万通貨(100万円)
レバレッジ倍率:100倍
だとします。
必要証拠金=100万円(購入量)÷100倍=10,000円
証拠金維持率=有効証拠金(10万円)÷必要証拠金(1万円)×100=1,000%
となります。
この例では証拠金維持率が1,000%ですが、損失額は取引数量と値動きに応じて増減します。比率が高くても、損切りや保有数量の管理は必要です。
証拠金維持率を上げるための主な方法
では、どうすれば証拠金維持率を上げることができるのでしょうか。
主な方法は3つ
- レバレッジを上げる
- 入金する
- 取引量を下げる
1.レバレッジを上げる
同じ取引数量なら、口座レバレッジを上げると必要証拠金は小さくなります。ただし、同じ値動きに対する損益は変わりません。表示上の維持率だけを見て取引数量を増やさないようにしましょう。
「最大レバレッジ規制」を避けるためにも、口座残高を増やしすぎないようにしたり、むやみにマイナー通貨ペアを選んだりしないようにすることも大事です。
2.入金する
入金すれば、当然証拠金維持率を上げることができます。
ただ、「(含み損が増えて)証拠金維持率が落ちた!→ちょっと入金してロスカット率から逃げる→証拠金維持率が落ちた!→ちょっと入金してロスカット率から逃げる!」という流れになってしまうのは、絶対にNGです。
「多くのお金をつぎ込んで、結局ロスカット」という羽目になるのが関の山だからです。
「余剰資金(完全に失ってもいいお金)」があれば入金するくらいの気持ちでいましょう。絶対に無理をしてはいけません。
3.取引量を下げる
いくら最大レバレッジでトレードしていても、取引量も多いようでは本末転倒です。証拠金維持率を上げるためにも、あまり大きな取引をしないようにしましょう。
XMに限らずレバレッジについては、「小さな出費で、少なめ~普通のトレードをするための手段」であって、「大きなトレードをするための手段」ではないという事を強く意識してください。
よく「ハイレバレッジは危険」という話を聞きますが、そういうことを言う人は、「取引量を少なめにする」という考えが抜け落ちているのだと思います。
「ハイレバレッジで大勝負!」という発想になってしまっているのでしょうね。
まとめ:XMの最大レバレッジは1,000倍・ロスカット率は20%
以上、XMについて色々と解説しました。
まとめると、
ロスカット率:20%(証拠金維持率20パーセント)
という事になります。
その他、
- 証拠金維持率は最低でも500%にする
- レバレッジ設定と実際の取引数量を分けて管理する
- 証拠金維持率は「レバレッジ、入金、取引量」で上げる
という事も確認しておきましょう。
特に「証拠金維持率の上げ方」については完璧に理解しておきましょう。
さいごに
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