実録!海外FXでおすすめのテクニカル分析

海外FXを始めた方で、以下のように悩んでいませんか?

「どの分析方法を選べばいいかわからない」

「テクニカル分析と聞くと理解するのが難しそう」

「FXで失敗したくない」

テクニカル分析は数多く存在するので、選ぶのに苦戦する気持ちはわかります。そこで今回は実際に私が使っている海外FXで使えるおすすめのテクニカル分析や、代表的なテクニカル分析の概要などを紹介します。

この記事を読むことで、テクニカル分析の理解度が深まることが間違いないです。ぜひ最後までご覧ください。

テクニカル分析とは

テクニカル分析は、過去の価格チャートの動きや売買高の推移などのデータを分析します。そして、為替相場や株価のトレンドやトレードのタイミングを予測する方法です。さらに分析を続けることで、売買のタイミングとなるパターンを読み取ります。そして独自の読み取る力を蓄えられるのが、テクニカル分析です。

テクニカル分析に対して、ファンダメンタルズ分析があります。ファンダメンタルズ分析は、世界中の経済状況や金融政策などから相場を予測する分析方法です。市場の分析力と情報収集能力が求められるので、初心者には難易度が高いです。

したがってFXを始めたばかりの方には、テクニカル分析をおすすめします。テクニカル分析は利用するFX会社に取引や計算ツールがあれば、自動で計算をしてくれるので手軽にできるからです。

テクニカル分析のメリット

テクニカル分析のメリットは以下の2点です。

  1. 取引が手軽にできる
  2. プロと同じ速さで情報が得られる

    ファンダメンタルズ分析よりも取り組みやすい特徴があります。それぞれ説明していくので、参考にしてください。

    1,取引が手軽にできる

    ファンダメンタル分析では、経済状況や金融政策などの情報が必要です。そのため、統計データや財務諸表などを調べないといけないので、経済などの専門的知識が求められます。

     

    しかし、テクニカル分析ではチャートから読み取るだけなので、専門的スキルは必要ありません。つまり初心者はテクニカル分析を使うことで、手軽に取引ができます。

    2,プロと同じ早さで情報が得られる

    テクニカル分析は、チャートの情報から市場の値動きを予測する方法です。対してファンダメンタルズ分析では、経済指標や要人発言のチェックなどの手間がかかります。また、メディア関係に勤めていたり、つながりがあると情報はすぐに取り入れられます。つまりファンダメンタルズ分析では情報格差が起きてしまうことがネックです。

     

    しかし、テクニカル分析で使うチャートはリアルタイムで更新されるので、プロであろうが個人であろうが同じ早さで情報を得られます。つまり初心者であってもプロと対等に取引が可能です。

    テクニカル分析のデメリット

    テクニカル分析のデメリットは主に2点です。

    1,急なできごとに対応できない

    2,分析の方法が多い

    デメリットもしっかり理解しましょう。

    1,急なできごとに対応できない

    チャートは値動きを表すものなので、経済状況や財政を読み取ることができません。そのため企業の業績が急降下した際やコロナウイルスの流行などは予測ができないので、値動きが急降下することがあります。

     

    したがって、テクニカル分析では株価が急降下することがあると、頭に入れておきましょう。

    2,分析の方法が多い

    テクニカル分析の方法は数百通りもあるとされています。初心者にとっては、どの方法を選択すればいいか迷うのではないでしょうか?また、数回試しただけで次の方法を試すなど、短期間で方法を変えてしまいがちです。

     

    結果が出ないので新しい方法を取り入れることを繰り返し、挫折する確率も高くなります。対策としては、1度決めた方法を1か月使うなどルールを作るといいでしょう。

    海外FXで使えるテクニカル分析を8個紹介

    テクニカル分析では、トレンド系とオシレーター系の2つがあります。

    代表的なトレンド系、オシレーター系を4つずつ紹介します。

    トレンド系

    トレンド系は順張りを使うテクニカル指標です。順張りとは現在の値動きから、今後の値動きを予測して売買するやり方です。例えば相場が下がっているときは売り、相場が上がっているときに買うなどが当てはまります。

    1,移動平均線

    一定期間の価格の平均値を折れ線グラフで表示したものです。移動平均線を使うことで、価格の傾向や相場の方向性がわかります。また、売買のタイミングの指標となるゴールデンクロスとデッドクロスが特徴です。

     

    ゴールデンクロスは短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上へ突き抜けた場合のことを指し、買うタイミングとされます。対してデッドクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下へ突き抜ける状態で、売るタイミングとされます。

    2,MACD

    MACD(マックディー)とは、移動平均線を発展させた指標です。MACDとシグナルの2つの移動平均線を使い、売買タイミングを判断します。

     

    具体的にはMACDがシグナルを下から上へ抜けた場合に、ゴールデンクロスとして買いのサインです。逆にMACDがシグナルを上から下へ抜けた場合は、デッドクロスとして売りのサインになります。

    3,エンベロープ

    移動平均線から上下に離れた線をエンベロープといいます。価格と移動平均線がどれくらい離れているかが確認可能です。

    また、エンベロープの上限と下限を売買のタイミングとして使います。例えば価格がエンベロープの上限に近づいたら、売るタイミングです。対して下限に近づいたら、買うタイミングとして判断できます。

    4,パラボリック

    パラボリックはSAR(ストップアンドリバース)という放物線上のラインを使い、相場の分析をします。SARがローソク足の下にあるとトレンドが上昇、上にある場合は下降と分析可能です。つまりSARと価格の位置関係から、トレンドを確認します。

    オシレーター系

    オシレーター系のテクニカル分析を使うことで、相場が買われすぎか売られすぎのどちらであるか判断できます。現状のトレンドとは逆に取引して利益を出す、逆張りを使う手段です。つまりトレンド系とは反対で相場が上がっているときに売り、下がっているときに買います。

    1,RSI

    RSIは相場が上昇か下降か見分けるために使う方法です。そして、一定期間の変動幅で上昇した合計値を%で表示します。例えば、上昇した値の合計と下降した値の比率が6:4の場合はRSIは60%です。

     

    RSIが70%以上だと買われすぎ、30%以下だと売られすぎと判断します。そして70%に近づいたら売る、30%に近づいたら買うサインです。

    2,RCI

    RCIは、一定期間の日付とレートに順位をつけることによって相場の勢いを知るテクニカル指標です。

     

    RCIは-100%から100%の数値で示されます。価格が上昇し続けたという場合のRCIは、100%となります。逆に価格が下落し続けたという場合はRCIは-100%です。

     

    RCIが買われすぎを示す+100%に近づいた後に反転し、低下し始めたら売り転換と判断します。逆に売られすぎを示す-100%に近づいた後に反転し、上昇し始めたら買い転換と判断します。

     

    また、上昇した後に-80%を越えたタイミングは買いサイン、高値圏から下落した後に80%のラインを下回ったタイミングは売りサインと判断可能です。

    3,ストキャスティクス

    ストキャスティクスもRSIと同じで、買われすぎか売られすぎかを表す指標です。しかし、ストキャスティクスでは%Kと%Dを利用するファーストストキャスティクスと、Slow%KとSlow%Dのスローストキャスティクスの2種類あります。

    ファーストストキャスティクスは短期売買向けであることから、スローストキャスティクスの方が使われる傾向があります。

    4,移動平均線乖離(かいり)率

    移動平均線乖離率は、現在の価格が移動平均線からどれぐらい離れているかを%で表した指標です。移動平均線からの離れ具合で、買われすぎか売られすぎかを判断します。

     

    価格と移動平均線が同じなら、乖離率が0%です。価格が移動平均線より上になると上位乖離といい、移動平均線より下になると下方乖離といいます。

     

    つまり移動平均線から何%乖離されているかで、値動きを判断します。

    【結論】海外FXでおすすめなテクニカル分析は移動平均線

    移動平均線は相場のトレンドが視覚的に判断できるので、分析がしやすいです。移動平均線は3つに分類できます。

    1. 日足チャート
    2. 週足チャート
    3. 月足チャート

      この3つのチャートを組み合わせることで、短期間から長期間までの株価を分析できます。さらに、売買のタイミングの判断も可能です。

      移動平均線の使い方

      移動平均線の使い方を2つ紹介します。

      1,グランビルの法則を使う

      グランビルの法則とは、移動平均線の株価をグラフ上に並べて動き方を分析する投資理論です。分析することで、今後の株価の値動きの判断材料になります。

      買いのタイミングと売りのタイミングはそれぞれ4つずつありますが、1度に全部を覚えるのは大変なので1つずつ紹介します。これだけでも覚えてください。

      • 買いのタイミング:移動平均線が水平か上昇かつ、株価が移動平均線の下から上に越えたとき
      • 売りのタイミング:移動平均線が水平か下降かつ、株価が移動平均線の下に抜けたとき

      タイミングを適切に判断することで、FXでの成功確率が高くなります。

      2,ローソク足と組み合わせる

      おすすめのテクニカル分析がわかったら、ローソク足と組み合わせて相場を判断しましょう。

      ローソク足とは

      ローソク足とは相場の値動きを時系列に沿って、図表に表す方法です。ローソク足は、以下の5つに分類可能です。

      1. 分足:1分単位の株価の動き
      2. 日足:1日単位の株価の動き
      3. 週足:1週間単位の株価の動き
      4. 月足:1か月単位の株価の動き
      5. 年足:1年単位の株価の動き

        そして、これらの数値は以下の4つの価格で表示されます。

        1. 始値:最初に取引された値段
        2. 終値:最後に取引された値段
        3. 高値:最も高く取引された値段
        4. 安値:最も安く取引された値段

          さらに、陽線と陰線に分類。陽線とは始値よりも終値が高い場合で、赤か白で表示します。対して陰線は始値よりも終値が低い場合に、青や黒で表示します。

          また、ローソク足の特徴は、実体とヒゲで構成されることです。

          実体とは始値と終値で囲った部分で、上ヒゲは実体から上に突き出た部分、下ヒゲは、実体から下に出る部分です。実体と髭の長さを比較することで、株価の変動がわかります。

          テクニカル分析で失敗しないコツ2選

          FXを始めたからには失敗は避けたいですよね。

          失敗しないコツを2つ紹介するので、ぜひ取り入れてください。

          1,損切りラインを決める

          損切ラインとはこれ以上損失が出たら取引をやめる基準のことです。

          具体的には、以下のように決めましょう。

          • 損失額が10万円になったとき
          • 購入時の株価から15%下落したとき

            このラインを下回ったら、迷わずに取引をやめましょう。

            よくあるのが下落しているが値上がりするのを待ちたいと思い、最終的に値上がりすることなく大損失を受けることです。損失を受けてしまうと、金銭的だけでなく精神面にもダメージが大きいです。

            このような事態を避けるためにも、損切ラインを決めて常に冷静に判断できる状態を作っておきましょう。焦りが生じ、感情的になると後悔する選択が増えるからです。

            2,我流に走らない

            新しいことを始めると、自分のやり方で貫きたいと思う方は多いのではないでしょうか?

             

            しかし、未経験のやり方で成功する確率よりも、先人のあり方を取り入れる方が成功する確率が高いはずです。そのため使用するテクニカル分析が決まったら、先人と同じように使うことを心がけましょう。

             

            日本には昔から守破離の考え方があります。先人の教えを守ってから、自分のやり方を模索していく考えです。つまり始めたばかりだからこそ、先人の教えを守ることを意識しましょう。

            海外FXでおすすめなテクニカル分析のまとめ

            海外FXを利用したばかりの方には、テクニカル分析がおすすめです。理由は求められるスキルが少なく、手軽にできるからです。また、テクニカル分析は相場のトレンドが視覚的に判断できる移動平均線がおすすめです。

             

            しかし移動平均線を使ったからといって、必ず勝ち続けるとは限りません。冷静さを保つためにも損切ラインを決めるなどして対策しましょう。また、すでに結果を出している人のやり方をそのまま取り入れることも大事です。

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