移動平均線はクソ?移動平均線は最高の理由を説明!

FXは、外国為替証拠金取引のことで、ドルやユーロなどの為替相場を使って利益を狙う金融商品です。

FXは、少ない資金から取引できるため多くの投資家に人気があります。また最近は、スマートフォンでも簡単にトレードができるようになったため、FXに興味を持っている方は一段と増えている状況です。

FXは、しっかりと知識と経験を身に付ければ、安定的に利益を出せる金融商品ですが、覚えるべき項目は非常に多くなります。

そこで今回は、FXで勝つために絶対に必要な「平均足」について説明をします。わかりやすく説明をしますのでぜひ参考にしてください。

平均足とは

チャートの基本としてローソク足がありますが、ローソク足ではトレンドがやや掴みにくいです。

この点を改良するチャートとして、「平均足」があります。平均足は日本で考案された指標で、海外でもそのままの名前が使われています。

通常のローソク足のチャートは、陽線と陰線が入り乱れた形になるため、トレンドをすぐにつかむのはやや難しいです。

一方、平均足のチャートは、陽線(または陰線)が連続しやすいという特徴があり、トレンド判断しやすいです。上昇トレンドでは陽線が続き下落トレンドでは陰線が続きます。

平均足は、エントリー/エグジットのタイミングを判断する上で非常に役立ちます。その方法についてわかりやすく説明します。

平均足を使った売買戦術

平均足では陽線(または陰線)が続きやすい傾向があります。この性質を利用して、以下のようにエントリー/エグジットすることが考えられます。

  • 陰線が陽線に変わったら、かいであエントリーして、またそれまで持っていた売りポジションはエグジットする。
  • 陽線から陰線に変わったら、売りでエントリーしてまたそれまで持っていた買いポジションはエグジットする。

ただ、これだけだと判断方法が単純で、十分な成果を得ることができません。平均足では陽線/陰線が続きやすいとはいえ、押し目は戻りで一時的に陽線/陰線が切り替わることもあります。そのためダマシがある程度出ます。

また、レートがレンジで推移すると、平均足であっても、陽線/陰線が頻繁に切り替わりやすくなります。

そのような状況で陽性/陰性が変わるたびにエントリー/エグジットを繰り返しているとダマシがかなり多くなってしまい、損失が増えてしまいます。

後で再度述べますが、上昇トレンド/下落トレンドがはっきりしているときに限定してエントリーし、レンジのときにはエントリーを避けるようにしていたダマシを減らすことが必要になります。

他の指標と組み合わせる

前述したように、単純に平均足の陽線/陰線が変化するたびにエントリー/エグジットを繰り返すと、レートが大きく動かない時にはダマシが発生しやすいという難点があります。

また、平均足の陽線陰線の変化でエグジットを判断すると、エグジットが遅れてしまうこともあります。そこで、他の指標と組み合わせてタイミングの取り方を工夫することが考えられます。

例えば以下の方ような方法でエントリーすることが考えられます。移動平均線が上昇中なら平均足が陽線に変わったら買いエントリーする。また陰線に変わったら買いポジションをエグジットし、売りエントリーはしない。

移動平均線が下落中なら、平均足が陰線に変わったら売りエントリーする。また陽線に変わったら売りポジションをエグジットし、買いエントリーをしない。

この例では平均足と移動平均線を組み合わせましたが、他の指標との組み合わせも色々と考えられます。例えば平均足とオシレーター系を指標を組み合わせることも良いでしょう。

平均足とローソク足のレートの違いに注意

平均足とローソク足とでは、四本値が異なります。このことには注意する必要があります。

上昇トレンド時には、実際のレートは平均よりも高い位置にあります。一方、下落トレンド時には、実際のレートは平均足よりも低い位置にあります。

上昇トレンド時に平均足を使ってエントリーを判断する場合、状況によっては、実際のレートが平均足よりも大幅に高くなっていることもあります。

そのため平均足が陰線から陽線に変わった時点であっても、買いエントリーするにはあまり適さない水準までレートが上がってしまっていることがあります。

同様に下落トレンド時には平均足で売りエントリーを判断する場合、エントリーにあまり適さない水準までレートが下がってしまっていることがあります。

平均足だけではなく、ローソク足のチャートも見た上で、エントリーするかどうかを判断する必要があるのです。

平均足におすすめのオシレーター系のテクニカル指標とは?

平均足におすすめのオシレーター系のテクニカル指標を紹介します。

オシレーター系のテクニカル指標とは、現在のトレンドの強さや過熱感などの変化の大きさや兆しを知るためにあるテクニカル指標です。

オシレーター系のテクニカル指標を使えば、トレンドの強さや過熱感などを知ることができます。平均足と相性の良いオシレーター系の指標は2つです。

  • RSI
  • ストキャスティクス

それぞれのオシレーター系のテクニカル指標についてわかりやすく説明します。

RSI

RSIとは、相対的指数といわれるものです。一定期間における価格の変動幅から相場の「買われすぎ」「売られすぎ」をパーセンテージで表したテクニカル指標になります。

買われすぎ、売られすぎの水準はそれぞれ80%・20%、75%・25%、70%・30%が用いられるのが一般的です。平均足と並べて見比べると、RSIが買われすぎ売られすぎのラインに近づくにつれ相場が反転しやすくなる傾向にあります。

例えば、30%以下で反転したときに買い、70%以上で反転したときに売りと判断することができます。このように、RSIは、逆張り的な売買指標として使われるのです。

RSIは、表示させると数字が出てくるので簡単に判断することができます。FX初心者の方でも十分使いこなすことができるでしょう。

ストキャスティクス

ストキャスティクスは、高値・安値・終値の3種類を使って作成するテクニカル指標です。

過去における高値、安値に対して当日終値がどのような位置にあるのかを数値化したものになります。買われすぎ・売られすぎのラインはそれぞれ70%から85%、30%から15%がよく使用されます。トキャスティクスも、平均足も非常に相性が良いオシレーター系の指標になりますのでぜひ覚えておいてください。

テクニカル分析はだれにでもできる!

テクニカル分析は、ファンダメンタルズ分析に比べ一見すると難しそうに見えますが、実は、しっかりとテクニカル指標について覚えれば誰にでもできます。

テクニカル指標には様々な種類がありますが、今回紹介した平均足は、内容さえしっかり覚えれば誰でも使うことができるテクニカル指標です。

また、比較的精度も高いため、利益を上げるのに非常に役に立つテクニカル指標になります。テクニカル分析は、短期で利益を上げるのに非常に適した分析方法になりますので、FXをする際はテクニカル分析については必ず覚えるようにしましょう。

まとめ

今回は、平均足について説明をしました。テクニカル指標についてはしっかり覚えておく必要があります。

しかし、その中でも平均足は、投資初心者の方でも比較的使いやすく、精度が高いテクニカル指標になりますのでまずはしっかり覚えるようにしてください。そして平均足を覚えた後は他のテクニカル指標も覚えるようにしましょう。

ぜひ今回の記事を参考に、平均足そしてテクニカル指標に興味を持っていただければ幸いです。

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