バイナリーオプションで利益を出すには連勝が必要か?

バイナリーオプションは、目標レートより上がるか下がるかを当てる二者択一の投資方法です。確率的には1/2ということになりますが、負けないためにはバイナリーオプションで勝ち続ける(連勝する)ことが一番です。

1連勝50%
2連勝25%
3連勝12.5%
4連勝6.25%
5連勝3.13%
6連勝1.56%
7連勝0.78%
8連勝0.39%

しかし上記の表を見ていただいてもわかるように、連勝することは非常に難しいことです。5連勝の確率は単純計算で約3%にとどまります。その確率を少しでも高めるためには、投資経験を積み重ねながら、投資理論を学んでいくことしかありません。

今回はバイナリーオプションで連勝することが必要かどうかを見ていきたいと思います。

バイナリーオプションの勝ち方

バイナリーオプションでは取る戦略によって連勝が必要なものと、連勝が不要なものがあります。

ここでは

・マーチンゲール法
・ダランベール法

を紹介していきます。

マーチンゲール法

マーチンゲール法は、ギャンブルでよく使われる投資手法の一つです。取引に負けた際に、掛け金を倍にするというもので「倍プッシュ」とも言われています。たとえば、1,000円をかけてもし負けた場合には、次回2,000円をかけます。さらに負ければ4,000円、8,000円という形で負けた金額のさらに倍の金額をかけていきます。これがマーチンゲール法の基本ルールとなります。

投資回数掛け金負けた金額の合計
11,000円1,000円
22,000円3,000円
34,000円8,000円
48,000円15,000円
516,000円31,000円

このような形で倍プッシュを行っていきます。マーチンゲール法は理論上必ず勝てると言われている投資手法で、安易に手を出してしまう戦略ですが、実際のところはそんなにうまく行くはずがありません。それに、負けるとゼロになりますので、連勝しなければ大きな利益にはつながらない戦略と言えます。

ダランベール法

一方のダランベール法は、18世紀に生存したフランスの数学者でもあり哲学者であるジャン・ル・ロン・ダランベールによって考案された投資手法です。別名「ピラミッド法」と呼ばれるその投資手法は、基本的にディフェンシブな投資手法とされています。カジノなどのギャンブルでよく使われるこのダランベール法は、1/2の勝率の場合に効果を発揮する投資法となっています。

このダランベール法のルールですが、いたってシンプルです。

 

ダランベール法のルール

基本を1とした際に、
負けた場合には掛け金を1増やす
買った場合には掛け金を1減らす。ただしゼロになってしまう場合にはそのままというものなので、非常に単純な理論です。

ダランベール法を使うメリット

ダランベール法は、原資を減らさないようにするための投資手法なため、負け続けてもエントリー額は増えにくいことが特徴です。それに伴い破産に陥るようなこともほぼありません。それどころか、勝率が50%を割っていても利益を出すことができるとった大きなメリットがあります。

ダランベール法を使うデメリット

その反面、ダランベール法は攻めに転じることができにくいという欠点があります。そのため、勝ち負けを繰り返していると1しか増えないことで利益を出している感覚がなくなってしまうことがあります。負け続ける場合にプラスに転化するのが難しいというのもデメリットです。

ダランベール法を使った投資の例

ここからは、バイナリーオプション取引にてダランベール法を活用し、投資を10回行った場合のシミュレーション例を見ていきましょう。
条件としては

  • ペイアウト率2.0倍
  • 「1」は1,000円とする

こちらでシミュレーションしてみてみましょう。

投資パターン1:最初に勝ちが続いたケース

回数投資額判定損益
1回目1,000円勝ち+1,000円
2回目1,000円勝ち+2,000円
3回目1,000円勝ち+3,000円
4回目1,000円勝ち+4,000円
5回目1,000円勝ち+5,000円
6回目1,000円勝ち+6,000円
7回目1,000円負け+5,000円
8回目2,000円負け+3,000円
9回目3,000円負け±0円
10回目4,000円負け-4,000円

このように連勝が続いている時には良いですが、連敗が続いてしまうと、結果としてマイナスになってしまいました。ただし勝率的には6割と勝ち越しています。このようなことが起こり得るのがダランベール法の怖さです。

投資パターン2:最初に負けが続いたケース

次に先ほど同様に6回までは同じ結果(今回は負け)、その後反対の結果(今回は勝ち)になったケースで見ていきます。

回数投資額判定損益
1回目1,000円負け-1,000円
2回目2,000円負け-3,000円
3回目3,000円負け-6,000円
4回目4,000円負け-10,,000円
5回目5,000円負け-15,000円
6回目6,000円負け-21,000円
7回目7,000円勝ち-14,000円
8回目6,000円勝ち-8,000円
9回目5,000円勝ち-3,000円
10回目4,000円勝ち+1,000円

いかがでしょうか?今度の場合には勝率が4割にも関わらずプラスに転じています。このようなことがダランベール法では可能であるわけです。

投資パターン3:交互に勝ち負けを繰り返すケース

最後に勝ち負けを繰り返すパターン(勝率5割)ではどのようになるのかシミュレーションしてみましょう。

回数投資額判定損益
1回目1,000円負け-1,000円
2回目2,000円勝ち+1,000円
3回目1,000円負け±0円
4回目2,000円勝ち+2,000円
5回目1,000円負け+1,000円
6回目2,000円勝ち+3,000円
7回目1,000円負け+2,000円
8回目2,000円勝ち+4,000円
9回目1,000円負け+3,000円
10回目2,000円勝ち+5,000円

このように勝ち負けを繰り返す形であればダランベール法は非常に高い効果を発揮すると言えます。もちろん、実際の投資の場ではこのような綺麗な形で取引が勝ち負けを繰り返すことはありません。しかしながら、こつこつと取引をおこなうスタイルの投資スタイルをお持ちの方であればダランベール法の活用は勝率アップに貢献する確率は高くなります。

以上見ていただいてわかるように、必ずしもバイナリーオプションでは連勝することがプラスに働くわけではありません。連勝を重ねてもマイナスに転じる例を見る限りは、どのような掛け方をしていくかがとても重要です。倍プッシュ戦略となるマーチンゲール法などは使うべきでないのが良くわかりますが、大きな利益を目指すのが難しいバイナリーオプションだからこそ、小さな利益を確実にコツコツと積み重ねていかなければ利益が創出できません。

ただし、いかなる手法を用いたところで「ペイアウト率」が低ければ投資効率は悪くなります。海外のバイナリーオプションのハイローオーストラリアはその点最大ペイアウト率が2.3倍というハイスペックなバイナリーオプションなので、もしダランベール法を使うのであればハイローオーストラリアは外せません。ぜひチェックしてみて下さい。

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