リーブオーダーとは?指値注文と逆指値注文の違いを解説

リーブオーダーとは、あらかじめ希望する価格や条件を指定し、その条件になったら売買を実行するように注文を預けておく方法です。

外国為替市場では、ディーラーやブローカーに対して「この価格になったら買う」「この価格になったら売る」という注文を残しておく意味で使われます。

FXでは、指値注文や逆指値注文に近い考え方で、相場を常に見ていなくても条件に達したときに取引できる点が特徴です。

この記事でわかること

  • リーブオーダーの意味
  • 指値注文や逆指値注文との関係
  • 成行注文との違い
  • FXでの使い方
  • 初心者向け注意点

リーブオーダーとは?

リーブオーダーとは、取引したい価格や条件をあらかじめ指定し、その条件に到達したときに売買を行う注文方法です。

英語のLeave Orderに由来し、「注文を残しておく」「注文を預けておく」という意味で使われます。

為替市場では、ディーラーやブローカーに注文を預けておき、指定レートになったら取引を実行してもらう形を指します。

リーブオーダーの読み方

リーブオーダーは、そのまま「リーブオーダー」と読みます。

英語ではLeave Orderと表記されます。

FXや外国為替取引では、予約注文や条件付き注文に近い意味で使われることがあります。

リーブオーダーの基本

項目内容
名称リーブオーダー
英語表記Leave Order
意味指定した価格や条件で売買する注文を預けておくこと
主な用途新規注文、決済注文、利確、損切り、予約注文
関連用語指値注文、逆指値注文、成行注文、ストップ注文、リミット注文

リーブオーダーは、相場が指定条件に到達したときに自動的に売買するための注文です。

リーブオーダーの仕組み

リーブオーダーでは、まず取引したい価格や売買方向を決めます。

その注文をブローカーや取引システムに預けておき、相場が指定価格に到達したときに注文が発動します。

現在の個人向けFXでは、指値注文や逆指値注文として使われることが多いです。

リーブオーダーの基本イメージ

状況注文内容結果
現在のドル円が150円149円になったら買う149円到達で買い注文が発動
現在のドル円が150円152円になったら売る152円到達で売り注文が発動
現在のドル円が150円148円を割ったら損切り148円到達で決済注文が発動

リーブオーダーを使うと、希望価格に到達するまで相場を見続ける必要がありません。

指値注文とは?

指値注文とは、指定した価格またはそれより有利な価格で売買する注文です。

買いの場合は現在価格より低い価格、売りの場合は現在価格より高い価格を指定することが多いです。

リーブオーダーの代表的な形として、指値注文があります。

逆指値注文とは?

逆指値注文とは、指定した価格に到達したら注文を発動する方法です。

買いの場合は現在価格より高い価格、売りの場合は現在価格より低い価格を指定することが多いです。

損切りやブレイクアウト狙いでよく使われます。

リーブオーダーと指値注文の関係

用語意味
リーブオーダー指定条件で売買する注文を預けておくこと
指値注文指定価格または有利な価格で売買する注文

指値注文は、リーブオーダーの一種として考えることができます。

リーブオーダーと逆指値注文の関係

用語主な使い方
リーブオーダー価格条件を指定して注文を預ける
逆指値注文損切りやブレイクアウト狙いで使う

逆指値注文も、条件付きで預ける注文という意味ではリーブオーダーに含まれます。

成行注文とは?

成行注文とは、価格を指定せず、その時点で取引可能な価格で売買する注文です。

すぐに約定しやすい一方で、相場状況によっては想定より不利な価格で約定する場合があります。

リーブオーダーとは異なり、事前に価格条件を預けておく注文ではありません。

リーブオーダーと成行注文の違い

項目リーブオーダー成行注文
価格指定指定する指定しない
注文タイミング条件到達時に発動すぐに発注
主な用途予約注文、利確、損切りすぐに売買したいとき
注意点条件に届かないと約定しない価格がずれる場合がある

リーブオーダーは条件を待つ注文、成行注文は今すぐ取引する注文です。

リミット注文とは?

リミット注文とは、指定した価格またはそれより有利な価格で売買する注文です。

一般的には指値注文と近い意味で使われます。

利益確定や押し目買い、戻り売りなどに利用されます。

ストップ注文とは?

ストップ注文とは、指定した価格に到達したら発動する注文です。

損切り注文として使われることが多く、ストップロス注文とも呼ばれます。

価格が一定水準を超えたら新規で買う、または売るブレイクアウト狙いにも使われます。

リーブオーダーで使われる主な注文

注文方法特徴
指値注文指定価格または有利な価格で売買する
逆指値注文指定価格に到達したら注文を発動する
リミット注文利確や有利な価格での新規注文に使われる
ストップ注文損切りやブレイクアウト狙いに使われる
OCO注文2つの注文のうち一方が成立するともう一方が取消される

リーブオーダーは、複数の予約注文や条件付き注文を含む広い考え方です。

OCO注文とは?

OCO注文とは、2つの注文を同時に出して、一方が成立するともう一方が自動的に取消される注文方法です。

FXでは、利確注文と損切り注文を同時に設定する場面で使われます。

リーブオーダーを応用した注文方法として考えることができます。

IFD注文とは?

IFD注文とは、新規注文が成立した後に、あらかじめ設定した決済注文を自動的に出す注文方法です。

たとえば、ドル円を149円で買い、その後151円で利確する注文を同時に設定するような使い方があります。

エントリーと決済をセットで考えたい場合に便利です。

IFO注文とは?

IFO注文とは、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。

新規注文が成立した後に、利確注文と損切り注文を同時に設定できます。

FXでリスク管理をしながら自動的に取引したい場合に使われます。

リーブオーダーが使われる主な場面

場面使い方
押し目買い下がったら買う注文を預ける
戻り売り上がったら売る注文を預ける
利益確定目標価格に到達したら決済する
損切り想定と逆に動いたら決済する
ブレイクアウト重要価格を抜けたら新規注文を出す

リーブオーダーは、新規注文にも決済注文にも使うことができます。

FXでのリーブオーダーとは?

FXでのリーブオーダーとは、指定した為替レートになったら売買するように注文を預けておくことです。

現在では、FX会社の取引画面から指値注文や逆指値注文を設定する形で利用されます。

相場を常に見ていなくても、事前に決めた価格で取引できる点が便利です。

FXでリーブオーダーを見る基本イメージ

目的注文例
安く買いたい現在150円のドル円を149円で買う指値注文
高く売りたい現在150円のドル円を152円で売る指値注文
損切りしたい買いポジションを148円で売り決済する逆指値注文
上抜けで買いたい151円を超えたら買う逆指値注文

リーブオーダーは、事前に取引シナリオを決めておくために役立ちます。

リーブオーダーと利確の関係

利確とは、利益が出ているポジションを決済し、利益を確定させることです。

リーブオーダーを使えば、目標価格に到達したときに自動で利確できます。

事前に利確位置を決めておくことで、欲張りすぎによる利益減少を防ぎやすくなります。

リーブオーダーと損切りの関係

損切りとは、損失が出ているポジションを決済し、損失を確定させることです。

リーブオーダーを使えば、想定と逆方向に動いたときに自動で損切りできます。

損切り注文を入れておくことは、FXで資金を守るために非常に重要です。

リーブオーダーとサポートラインの関係

サポートラインとは、価格が下げ止まりやすいと意識されるラインです。

リーブオーダーでは、サポートライン付近に買い指値注文を置くことがあります。

ただし、サポートラインを下抜ける場合もあるため、損切り注文もあわせて考えることが大切です。

リーブオーダーとレジスタンスラインの関係

レジスタンスラインとは、価格が上げ止まりやすいと意識されるラインです。

リーブオーダーでは、レジスタンスライン付近に売り指値注文を置くことがあります。

上抜けた場合は損切りやドテン買いを検討することもあります。

リーブオーダーとブレイクアウトの関係

ブレイクアウトとは、価格が重要な高値や安値を抜けることです。

リーブオーダーでは、高値を超えたら買う、安値を割ったら売るという逆指値注文を使うことがあります。

ただし、ブレイク後にすぐ戻るダマシには注意が必要です。

リーブオーダーとダマシの関係

ダマシとは、売買シグナルが出たように見えても、その後すぐ逆方向へ動くことです。

リーブオーダーでブレイクアウト注文を入れている場合、一瞬だけ価格が抜けて注文が成立し、その後すぐ反転することがあります。

重要指標前後や流動性が低い時間帯では、ダマシに注意しましょう。

リーブオーダーとスリッページの関係

スリッページとは、注文価格と実際の約定価格にズレが生じることです。

相場が急変した場合、リーブオーダーの指定価格と異なる価格で約定することがあります。

特に逆指値注文では、指定価格で必ず約定するとは限らない点に注意が必要です。

リーブオーダーと約定の関係

約定とは、注文が成立することです。

リーブオーダーは、条件に到達しても市場の流動性や価格変動によって約定しない場合や、想定と異なる価格で約定する場合があります。

注文方法ごとの約定ルールを確認しておくことが重要です。

リーブオーダーと有効期限の関係

リーブオーダーには、有効期限を設定できる場合があります。

当日中のみ有効、週末まで有効、取消するまで有効など、取引会社によって設定方法は異なります。

古い注文を放置すると、忘れた頃に約定する場合があるため注意が必要です。

リーブオーダーのメリット

相場を見続けなくてもよい

条件を設定しておけば、指定価格に到達したときに注文が発動します。

感情的な取引を減らせる

事前に決めた価格で注文できるため、その場の感情に左右されにくくなります。

利確と損切りを自動化できる

目標価格や損切り価格を設定しておくことで、リスク管理しやすくなります。

チャンスを逃しにくい

相場を見ていない時間でも、指定条件に到達すれば取引できます。

リーブオーダーのデメリット

指定価格に届かないと約定しない

あと少しで届かずに反転する場合、取引は成立しません。

急変時に不利な価格で約定する場合がある

逆指値注文では、相場急変時にスリッページが発生することがあります。

注文の放置に注意が必要

古い注文を忘れていると、想定外のタイミングで約定する場合があります。

ダマシに巻き込まれる場合がある

ブレイクアウト狙いの注文では、一時的な価格抜けで約定して反転することがあります。

リーブオーダーの主なリスク

リスク内容
未約定リスク価格に届かず注文が成立しないリスク
スリッページリスク指定価格と異なる価格で約定するリスク
注文忘れリスク古い注文が想定外のタイミングで約定するリスク
ダマシリスク一時的な価格変動で注文が発動し、その後反転するリスク
流動性リスク市場の取引量が少なく、希望通りに約定しないリスク

リーブオーダーは便利ですが、注文後の管理も重要です。

リーブオーダーとトレンド相場の関係

トレンド相場では、押し目買いや戻り売りのリーブオーダーが使われることがあります。

上昇トレンドではサポート付近に買い注文、下降トレンドではレジスタンス付近に売り注文を置く方法があります。

ただし、トレンドが反転した場合は損切り注文を入れておくことが大切です。

リーブオーダーとレンジ相場の関係

レンジ相場では、レンジ下限に買い注文、レンジ上限に売り注文を置く方法があります。

価格が一定範囲で上下している場合、リーブオーダーと相性がよいことがあります。

ただし、レンジを抜けると損失が拡大する可能性があるため、損切り設定が必要です。

リーブオーダーとスキャルピングの関係

スキャルピングでは、短時間の値動きを狙うため、リーブオーダーより成行注文を使う場面が多い場合があります。

ただし、重要価格で待ち構える場合や、損切り注文を自動化する場合にはリーブオーダーが役立ちます。

短期売買では、スプレッドやスリッページにも注意が必要です。

リーブオーダーとデイトレードの関係

デイトレードでは、当日の重要ラインにリーブオーダーを置くことがあります。

前日高値、前日安値、サポートライン、レジスタンスラインなどが注文候補になります。

取引終了後には、不要な注文を残していないか確認することが大切です。

海外FXでリーブオーダーが重要な理由

高レバレッジでは損切り注文が重要だから

海外FXでは高いレバレッジを使える場合があり、損切り注文を預けておくことが資金管理につながります。

相場を見られない時間にも対応できるから

海外市場は日本時間の夜間にも大きく動くため、リーブオーダーで備えることができます。

ゴールドや株価指数CFDでも使えるから

通貨ペアだけでなく、ゴールド、原油、株価指数などのCFDでも条件付き注文は重要です。

リーブオーダーで初心者が注意すべきこと

注文を出したまま忘れない

不要になった注文を放置すると、想定外のタイミングで約定する場合があります。

損切り注文も同時に考える

新規注文だけでなく、逆方向に動いた場合の損切りも設定しておくことが大切です。

重要指標前後は注意する

経済指標や要人発言の前後は、スリッページや急変動が起こりやすくなります。

ラインぴったりに置きすぎない

サポートやレジスタンスの近くでは、一時的なヒゲで約定することがあります。

リーブオーダーが向いている人

リーブオーダーは、以下のような人に向いている注文方法です。

  • 相場を常に見られない人
  • 事前に取引計画を立てたい人
  • 損切りを自動化したい人
  • 指値注文や逆指値注文を使いたい人
  • 感情的な取引を減らしたい人

リーブオーダーは、計画的な取引を行うために役立ちます。

リーブオーダーが向いていない人

リーブオーダーは、次のような人には注意が必要です。

  • 注文を出したまま管理しない人
  • 有効期限を確認しない人
  • 損切りを設定しない人
  • 急変時のスリッページを考えない人
  • 相場環境を見ずに機械的に注文する人

リーブオーダーは便利ですが、注文後の管理を怠るとリスクになります。

リーブオーダーを見るときの基本手順

取引方向を決める

買い注文か売り注文かを決めます。

注文価格を決める

どの価格に到達したら売買するかを設定します。

注文方法を選ぶ

指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFO注文などから選びます。

有効期限を確認する

当日限りか、取消するまで有効かを確認します。

損切りと利確を設定する

新規注文だけでなく、決済条件もあわせて考えます。

リーブオーダーの注意点

リーブオーダーは、指定した価格や条件で注文を預けておく方法です。

相場を常に見ていなくても取引できる便利な注文方法ですが、指定価格に届かない場合は約定しません。

また、急変動時にはスリッページが発生したり、不要な注文を放置して想定外の取引が成立したりする場合があります。

初心者は、リーブオーダーを使う際に、注文価格、有効期限、損切り、利確、経済指標の有無を必ず確認することが大切です。

よくある質問

リーブオーダーとは簡単に言うと何ですか?

指定した価格や条件になったら売買するように、あらかじめ注文を預けておく方法です。

リーブオーダーは英語で何ですか?

英語ではLeave Orderと表記されます。

リーブオーダーと指値注文は同じですか?

完全に同じではありませんが、指値注文はリーブオーダーの代表的な形の一つです。

リーブオーダーと成行注文の違いは何ですか?

リーブオーダーは条件到達まで注文を預ける方法で、成行注文はその時点で取引可能な価格ですぐ売買する方法です。

FXでリーブオーダーは使えますか?

はい。FXでは、指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFO注文などとして利用できます。

リーブオーダーの注意点は何ですか?

注文を放置しないこと、損切りも設定すること、スリッページや重要指標前後の急変動に注意することです。

初心者はリーブオーダーで何を覚えればよいですか?

「希望価格になったら自動で売買する予約注文」と理解し、注文価格、有効期限、損切り、利確をセットで考えることが大切です。

まとめ

リーブオーダーとは、あらかじめ希望する価格や条件を指定し、その条件になったら売買を実行するように注文を預けておく方法です。

外国為替市場では、ディーラーやブローカーに「この価格になったら買う」「この価格になったら売る」という注文を残しておく意味で使われます。

現在の個人向けFXでは、指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFO注文などがリーブオーダーに近い注文方法です。

リーブオーダーを使うことで、相場を常に見ていなくても、事前に決めた価格で取引できるメリットがあります。

一方で、指定価格に届かないと約定しない、急変時にスリッページが発生する、注文を放置すると想定外の取引になるなどの注意点もあります。

初心者は、リーブオーダーを使う際に、新規注文だけでなく、損切り、利確、有効期限、注文取消の管理までセットで考えるようにしましょう。

おすすめの記事