
四本値とは、一定期間における「始値」「高値」「安値」「終値」の4つの価格情報のことです。
株式、FX、暗号資産、商品先物などのチャート分析で使われ、ローソク足を作る基本データになります。
FXでは、相場の勢い、方向感、反発、ブレイク、トレンド転換を判断するうえで重要な基礎用語です。
この記事でわかること
- 四本値の意味
- 始値・高値・安値・終値の違い
- ローソク足との関係
- FXでの四本値の見方
- 初心者向け注意点
四本値とは?
四本値とは、一定期間の価格の動きを示す4つの値です。
具体的には、始値、高値、安値、終値の4つを指します。
たとえば、1日単位で見れば、その日の最初の価格、最も高い価格、最も安い価格、最後の価格が四本値になります。
四本値の読み方
四本値は、「よんほんね」と読みます。
英語ではOpen、High、Low、CloseをまとめてOHLCと表記されます。
チャート分析では、ローソク足やバーチャートの元になる基本データです。
四本値の基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 四本値 |
| 読み方 | よんほんね |
| 英語表記 | OHLC |
| 意味 | 始値・高値・安値・終値の4つの価格情報 |
| 主な用途 | ローソク足作成、チャート分析、トレンド判断 |
| 関連用語 | 始値、高値、安値、終値、ローソク足、陽線、陰線 |
四本値は、価格の動きを短く整理した基本情報です。
始値とは?
始値とは、一定期間の最初についた価格のことです。
日足であれば、その日の取引開始時の価格が始値になります。
1時間足であれば、その1時間の最初の価格が始値です。
高値とは?
高値とは、一定期間の中で最も高くなった価格のことです。
日足であれば、その日の最高価格が高値になります。
高値は、買いの勢いや上値の限界を確認するために使われます。
安値とは?
安値とは、一定期間の中で最も安くなった価格のことです。
日足であれば、その日の最安値が安値になります。
安値は、売りの勢いや下値の限界を確認するために使われます。
終値とは?
終値とは、一定期間の最後についた価格のことです。
日足であれば、その日の取引終了時の価格が終値になります。
四本値の中でも、終値は市場参加者が特に重視する価格です。
四本値の内訳
| 名称 | 意味 | 英語 |
|---|---|---|
| 始値 | 一定期間の最初の価格 | Open |
| 高値 | 一定期間の最も高い価格 | High |
| 安値 | 一定期間の最も安い価格 | Low |
| 終値 | 一定期間の最後の価格 | Close |
英語の頭文字を取って、四本値はOHLCとも呼ばれます。
四本値の基本イメージ
| 項目 | 価格例 | 意味 |
|---|---|---|
| 始値 | 150.00円 | 期間開始時の価格 |
| 高値 | 151.20円 | 期間中の最高価格 |
| 安値 | 149.50円 | 期間中の最安価格 |
| 終値 | 150.80円 | 期間終了時の価格 |
この場合、始値より終値が高いため、買いの勢いがあったと見ることができます。
ローソク足とは?
ローソク足とは、四本値をもとに作られるチャート表示方法です。
始値、高値、安値、終値を1本のローソクのような形で表します。
FXや株式投資では、相場の流れを視覚的に確認するために広く使われています。
四本値とローソク足の関係
| 四本値 | ローソク足での役割 |
|---|---|
| 始値 | ローソク足の実体の始まり |
| 終値 | ローソク足の実体の終わり |
| 高値 | 上ヒゲの先端 |
| 安値 | 下ヒゲの先端 |
ローソク足は、四本値を見やすくしたものです。
陽線とは?
陽線とは、終値が始値より高いローソク足です。
一定期間の中で、価格が上昇して終わったことを示します。
買いの勢いが強かったと判断される場合があります。
陰線とは?
陰線とは、終値が始値より低いローソク足です。
一定期間の中で、価格が下落して終わったことを示します。
売りの勢いが強かったと判断される場合があります。
陽線と陰線の違い
| 種類 | 条件 | 見方 |
|---|---|---|
| 陽線 | 終値が始値より高い | 上昇して終わった |
| 陰線 | 終値が始値より低い | 下落して終わった |
始値と終値の関係を見ることで、期間中の方向感を確認できます。
上ヒゲとは?
上ヒゲとは、ローソク足の実体から高値まで伸びた線です。
一時的に上昇したものの、上値を抑えられたことを示します。
上ヒゲが長い場合、売り圧力が強かったと見られることがあります。
下ヒゲとは?
下ヒゲとは、ローソク足の実体から安値まで伸びた線です。
一時的に下落したものの、買い戻されたことを示します。
下ヒゲが長い場合、買い圧力が強かったと見られることがあります。
四本値で分かること
| 見る項目 | 分かること |
|---|---|
| 始値と終値の差 | 期間中に上がったか下がったか |
| 高値と安値の差 | 期間中の値動きの大きさ |
| 終値の位置 | 買いと売りのどちらが優勢だったか |
| ヒゲの長さ | 上値抵抗や下値支持の強さ |
四本値を見るだけでも、相場の勢いや迷いを読み取ることができます。
四本値と時間足の関係
四本値は、時間足ごとに作られます。
1分足なら1分間の始値・高値・安値・終値、日足なら1日分の四本値です。
同じ相場でも、どの時間足で見るかによって四本値の印象は変わります。
主な時間足と四本値
| 時間足 | 四本値の期間 |
|---|---|
| 1分足 | 1分間の始値・高値・安値・終値 |
| 5分足 | 5分間の始値・高値・安値・終値 |
| 1時間足 | 1時間の始値・高値・安値・終値 |
| 日足 | 1日の始値・高値・安値・終値 |
| 週足 | 1週間の始値・高値・安値・終値 |
短期足ほど細かい値動き、長期足ほど大きな流れを確認できます。
FXでの四本値とは?
FXでの四本値とは、通貨ペアごとの一定期間の始値・高値・安値・終値です。
ドル円、ユーロドル、ポンド円など、すべての通貨ペアで四本値が使われます。
チャート上のローソク足は、この四本値をもとに表示されています。
FXで四本値が重要な理由
ローソク足分析の基本だから
ローソク足は四本値をもとに作られるため、四本値の理解がチャート分析の土台になります。
終値が重視されるから
FXでは、ローソク足の終値がサポートラインやレジスタンスラインを抜けたかどうかを見ることがあります。
値動きの勢いを確認できるから
高値と安値の幅を見ることで、その期間のボラティリティを確認できます。
終値が重要とされる理由
終値は、その期間の最後に市場がつけた価格です。
そのため、一定期間の買い手と売り手の最終的な結果として見られます。
サポートラインやレジスタンスラインを終値で抜けたかどうかは、ブレイク判断で重要になることがあります。
高値と安値が重要とされる理由
高値と安値は、その期間に価格がどこまで動いたかを示します。
高値は上値抵抗、安値は下値支持として意識される場合があります。
過去の高値や安値は、サポートラインやレジスタンスラインの候補になります。
始値が重要とされる理由
始値は、その期間の出発点となる価格です。
終値が始値より高いか低いかによって、陽線か陰線かが決まります。
日足や週足の始値は、市場参加者の心理的な基準として意識されることがあります。
四本値とサポートラインの関係
過去の安値や終値は、サポートラインを引くときの参考になります。
特に何度も反発している安値付近は、下げ止まりやすい価格帯として意識されることがあります。
ただし、サポートラインは一本の価格ではなく、ある程度の幅を持って見ることが大切です。
四本値とレジスタンスラインの関係
過去の高値や終値は、レジスタンスラインを引くときの参考になります。
何度も上げ止まっている高値付近は、売りが入りやすい価格帯として意識されることがあります。
終値で上抜けたかどうかを見ることで、ブレイクの信頼度を判断する場合があります。
四本値とブレイクアウトの関係
ブレイクアウトとは、価格が重要な高値や安値を抜けることです。
四本値の中でも、終値で抜けたかどうかが重視される場合があります。
一時的に高値や安値を抜けても、終値で戻っている場合はダマシになることがあります。
四本値とダマシの関係
ダマシとは、ブレイクしたように見えても、その後すぐ元の価格帯に戻る動きです。
高値や安値を一時的に抜けても、終値で抜けきれなければダマシと判断される場合があります。
そのため、初心者はヒゲだけで判断せず、終値を確認することが大切です。
四本値と窓開けの関係
窓開けとは、前の終値と次の始値の間に価格差が生じることです。
株式市場ではよく見られ、FXでも週明けに窓が開くことがあります。
前回終値と今回始値の差を見ることで、市場心理の変化を確認できます。
四本値とボラティリティの関係
ボラティリティとは、価格変動の大きさのことです。
四本値では、高値と安値の差を見ることで、その期間の値幅を確認できます。
高値と安値の差が大きいほど、相場が大きく動いたと考えられます。
四本値とトレンド相場の関係
上昇トレンドでは、高値と安値が切り上がる傾向があります。
下降トレンドでは、高値と安値が切り下がる傾向があります。
四本値を見ることで、トレンドが継続しているか、弱まっているかを確認できます。
四本値とレンジ相場の関係
レンジ相場では、高値と安値が一定範囲内で推移しやすくなります。
過去の高値付近で売られ、安値付近で買われる動きが繰り返されます。
四本値を確認することで、レンジの上限と下限を見つけやすくなります。
四本値とスキャルピングの関係
スキャルピングでは、1分足や5分足など短期足の四本値を確認することがあります。
短期足では値動きが細かいため、高値・安値の更新や終値の位置が重要になります。
ただし、短期足はダマシも多いため、上位足も確認することが大切です。
四本値とデイトレードの関係
デイトレードでは、当日の始値、高値、安値、前日終値などが意識されることがあります。
当日高値を上抜けたら買い、当日安値を下抜けたら売りを検討するなどの使い方があります。
前日高値・前日安値も重要なラインとして見られます。
四本値とスイングトレードの関係
スイングトレードでは、日足や週足の四本値が重視されます。
前日高値、前日安値、週足の終値などを見て、中期的な方向感を判断することがあります。
長めの時間足では、1本のローソク足が持つ意味も大きくなります。
四本値のメリット
価格の動きが整理できる
始値、高値、安値、終値を見ることで、一定期間の相場の流れを把握できます。
ローソク足分析に使える
四本値はローソク足の元になるため、チャート分析に欠かせません。
サポートやレジスタンスを見つけやすい
過去の高値や安値をもとに、重要な価格帯を確認できます。
相場の勢いを確認できる
終値の位置や高値・安値の幅から、買いと売りの強さを判断できます。
四本値のデメリット
単独では判断が難しい
四本値だけでは、相場の背景や出来高、ニュースまでは分かりません。
時間足によって見え方が変わる
1分足と日足では、同じ相場でも印象が大きく異なります。
ヒゲに惑わされる場合がある
一時的な高値や安値だけで判断すると、ダマシにあうことがあります。
四本値の主なリスク
| リスク | 内容 |
|---|---|
| 短期足のダマシ | 短い時間足では一時的な値動きに振り回されやすい |
| 終値確認不足 | ヒゲだけでブレイクと判断してしまう |
| 時間足の混同 | 短期足と長期足の意味を混同する |
| 背景分析不足 | 経済指標やニュースを無視して判断する |
四本値は便利ですが、他の分析と組み合わせて使うことが大切です。
四本値で初心者が注意すべきこと
終値を重視する
高値や安値を一時的に抜けても、終値で戻っている場合があります。
時間足を確認する
短期足だけでなく、日足や4時間足など上位足も確認しましょう。
一本の足だけで判断しない
複数のローソク足や過去の流れを見て判断することが大切です。
高値・安値をラインとして意識する
過去の高値や安値は、サポートやレジスタンスになりやすいです。
四本値が向いている人
四本値は、以下のような人が必ず理解しておきたい基本用語です。
- FXを始める人
- ローソク足を学びたい人
- チャート分析をしたい人
- スキャルピングやデイトレードをする人
- サポートラインやレジスタンスラインを引きたい人
四本値を理解すると、チャートの見方が大きく分かりやすくなります。
四本値を軽視しやすい人の注意点
次のような人は、四本値の重要性を見落としやすいため注意が必要です。
- ローソク足の形だけで判断する人
- 終値を確認しない人
- 高値・安値の更新を見ない人
- 短期足だけで判断する人
- ブレイクをヒゲだけで判断する人
四本値は、ローソク足の形を作る基礎であり、相場分析の出発点です。
四本値を見るときの基本手順
時間足を決める
1分足、1時間足、日足など、どの期間の四本値を見るかを決めます。
始値と終値を確認する
その期間で上昇して終わったのか、下落して終わったのかを見ます。
高値と安値を確認する
価格がどこまで上がり、どこまで下がったかを確認します。
ヒゲの長さを見る
上ヒゲや下ヒゲから、上値や下値での反発を確認します。
過去の高値・安値と比較する
高値更新、安値更新、レンジ継続などを判断します。
四本値の注意点
四本値は、始値、高値、安値、終値の4つの価格情報です。
ローソク足やチャート分析の基本になる重要なデータですが、四本値だけで相場のすべてが分かるわけではありません。
初心者は、四本値を「ローソク足を作る基本情報」として理解し、時間足、終値、高値・安値、ヒゲ、サポートラインやレジスタンスラインとあわせて確認することが大切です。
よくある質問
四本値とは簡単に言うと何ですか?
一定期間の始値、高値、安値、終値の4つの価格情報のことです。
四本値は何と読みますか?
「よんほんね」と読みます。
四本値は英語で何ですか?
Open、High、Low、Closeの頭文字を取ってOHLCと呼ばれます。
四本値には何がありますか?
始値、高値、安値、終値の4つがあります。
四本値とローソク足の関係は何ですか?
ローソク足は、四本値をもとに作られるチャート表示方法です。
FXでも四本値は使いますか?
はい。FXのローソク足チャートも、通貨ペアごとの四本値をもとに表示されています。
初心者は四本値で何に注意すべきですか?
ヒゲだけで判断せず、終値を確認すること、時間足を混同しないこと、上位足も見ることが大切です。
まとめ
四本値とは、一定期間における始値、高値、安値、終値の4つの価格情報のことです。
英語ではOHLCと呼ばれ、ローソク足やバーチャートを作る基本データになります。
FXでは、四本値を見ることで、価格が上昇して終わったのか、下落して終わったのか、どこまで上がり、どこまで下がったのかを確認できます。
特に終値は、ブレイク判断や相場の方向感を見るうえで重要です。
初心者は、四本値をチャート分析の基本として理解し、ローソク足、サポートライン、レジスタンスライン、トレンド分析と組み合わせて活用しましょう。








