
ここでは海外FX・国内FXにおけるトレード形式の一つである「スイングトレード」に関して解説していきます。
目次
FXのスイングトレードとは?
「ポジションをどれくらい持ち続けるか」、つまり「購入→売却にどれくらい時間をかけるか」によって「トレード形式の名前」が変わります。
- スキャルピングトレード:数秒~数分
- デイトレード:~1日
- スイングトレード:~1カ月
- 長期トレード:それ以上
と呼ぶことが多いです。
「細かな利益をかき集めるスキャルピングトレード」や「1日ごとにコツコツと利益を積み重ねるデイトレード」とは異なり、スイングトレードでは比較的大きいプラスを目指す事になります。
FXのスイングトレードの主な利点
ではFXのスイングトレードの主な利点を紹介していきます。
- 相場の確認はあまりしなくていい
- FXの勉強をする時間を取りやすい
- 「待ち」が可能
- 長期的な変動に目を向けていればいい
①相場の確認はあまりしなくていい
FXのスイングトレードの場合、相場の確認をするのは1日1回で大丈夫です。
むしろ特にFX初心者のうちは気になって何回も相場を見てしまうかもしれません。
ただそれだと疲れますし、多くても1日3回に抑えることをおすすめします。
②FXの勉強をする時間を取りやすい
FX初心者にとって案外大変なのが「取引をしつつ、FXの勉強もすること」です。
デイトレードやスキャルピングトレードで1日数時間「取引」に時間を取られていると、勉強や分析をする気がなくなるかもしれません。忙しい方には特に当てはまります。
ですが、スイングトレードの場合は「1」で解説したとおり、時間的な余裕がかなりあるので、じっくり勉強・分析をすることが可能ですよ。
③「待ち」が可能
トレードの頻度が低いわけですから、エントリーや決済をある程度待っても構いません。
とはいえ、「もっと上がるはず!」「下がり続けているけれどそろそろ反転するはず!」などと思い込むのは危険ですので、やはりトレードルールを作っておくことは必須です。
④長期的な変動に目を向けていればいい
スキャルピングトレードやデイトレードの場合は、一時的な相場変動が命取りになるかもしれません。
ですが、例えば「トータルで見れば伸び続けているけれど、一時期的に下がる」という事もあり得ます。
そしてスイングトレードであれば、「分析上、伸び続けるはずだから、少しくらい下がってもスルー」という事が可能です。
短期的な変化に一喜一憂せずに済みます。
FXのスイングトレードの主な欠点
続いてFXのスイングトレードの主な欠点を見ていきましょう。
- 失敗したときの時間的な痛手が大きい
- 精神的に辛いかもしれない
- FXの分析技術が必要
- マイナススワップに注意
- 初期資金がある程度ほしい
①失敗したときの時間的な痛手が大きい
スキャルピングトレードやデイトレードに関しては損失が出ても「はい、次!」とすぐに気持ちを切り替えやすいです。
ですが、スイングトレードで損失が出た場合は「数週間~数か月かけたのにマイナス」という事になるので時間的痛手が大きいと言えます。
それでも「トータルで稼ぐための一つの過程に過ぎない」という事は確かですが、気持ちを切り替えるのに苦労するかもしれません。
②精神的に辛いかもしれない
特にデイトレードには、
ポジションを持ち越さずに就寝できるので気楽
というメリットがあります。
スイングトレードの場合も「あまりチャートを見なくていい」という点では楽です。
ですが、ずっとポジションを持ち続けるので、「今、相場はどうだろう」「何か相場が急変しそうな出来事が起きていないだろうか」などとずっと心配し続けてしまう人もいます。
ですから、人によってはスキャルピングトレードやデイトレードのほうが気楽に行えるかもしれません。
③FXの分析技術が必要
スキャルピングトレードやデイトレードでは基本的に重要ではないファンダメンタルズ分析(様々な指標を使った長期的な分析)。
ですが、スイングトレードとなると、ファンダメンタルズ分析がほぼ必須となります。
ですから、「政治」「経済」などに元々興味がある人でないと、スイングトレードを継続していくのは厳しいかもしれません。
④マイナススワップに注意
スキャルピングトレードやデイトレードでは、基本的にスワップポイントがつきません。
ですが、スイングトレードの場合は日をまたぐのでスワップポイントが発生し続けることになります。スワップポイントがプラスなのであれば良いですが、マイナスなのであれば細かな損失が継続する事になりますよね。
ですから、できる限りスワップポイントがプラスになる通貨ペアを選びましょう。
とはいえ、「マイナススワップより、売買自体の利益のほうが圧倒的に大きい」という事もあり得るので、「マイナススワップだと絶対にダメ!」と決めつけるのも良くありません。
⑤初期資金がある程度ほしい
「取引回数が少ない=利益を積み上げていく機会が少ない」と言えるので、初期資金がある程度ないと稼ぎにくいです。
デイトレードのように「0.5~1万円からでも~」というわけにはいきません。
スイングトレードをするなら海外FXがいい!なぜ?
スイングトレードは海外FXで行うのがおすすめです。
その理由は主に以下のとおりです。
- ハイレバ取引ができる
- ゼロカットシステムがある
- ボーナスの質が高い
では、解説していきます。
①ハイレバ取引ができる
国内FXの最大レバレッジは25倍までと決まっています。
ですが、海外FXであれば業者によっては1000倍、888倍などで取引できます。
②ゼロカットシステムがある
「口座残高がマイナスになったときに0まで補填してくれるシステム」のことをゼロカットシステムと言います。大手の海外FX業者のなかには、このゼロカットシステムを設けているところが多く、安心してトレードできるはずです。
一方、日本には「業者がユーザーのマイナスを補填してはならない」というルールがあるので、国内FXにおいてゼロカットシステムを設けているところはありません。
※海外FX業者にゼロカットシステムがある理由:マイナスをカバーしてあげてでも、ユーザーとして残ってもらって、取引手数料を払い続けてほしいからなど
③ボーナスの質が高い
海外FX業者には、
入金額と同額のボーナス
などの高品質のボーナスを用意しているところが多いです。
例えば、自己資金が10万円であれば、それを入金すれば更に10万円もらえるので、口座残高を20万円にすることができます(口座開設ボーナスもあればもう少し増えますね)。
先ほども触れたとおりスイングトレードにはある程度の資金が必要ですが、ボーナスを活用すれば用意しやすくなりますよ。
まとめ:FXの勉強家にはスイングトレードがおすすめ
- 中期的なトレードである
- どっしり構えて取引できる(がむしろ精神的に辛くなる人もいる)
- 初期資金が多いほうがいい
- 海外FX業者で始めるのがおすすめ
- 勉強や分析が必要だがそのための時間はある
といったところです。
筆者としては特に「勉強・分析の時間が取りやすい」のが大きいと思います。
また、「スイングトレードを始めたつもりなのに、どんどんストレスが溜まる」という場合は一度決済してしまって、デイトレードなどに切り替えることをおすすめします。