
最近FXという言葉をよく耳にしたり、SNSで見かけたりしますよね。FXを副業としてまたはプロトレーダーとしてどれくらいの年収を稼ぐことができるのでしょうか?またどのような方法でFXに取り組むと年収UPを期待できるのでしょうか。アマチュアトレーダーからプロトレーダーまで、多角的にみていきます。
目次
FXとは何?
まずは最初にFXについて詳しくみていきましょう。Foreign Exchangeを略してFXといい、日本語で「外国為替証拠金取引」といいます。他国の通貨を売買することによって、差益を狙い利益を目指していきます。つまり、世界の通貨ドルやユーロ、ポンドなどそのものを売買する取引です。
FXの基本的な取引
具体的にFXではどのようにして利利益を得ているのか見ていきましょう。
例えば、1ドルが100円時にドルを買い数週間後に1ドル120円になったとすれば、その時点でドル売ります。結果、20円の利益になります。たくさんドルを購入していれば利益も上がりますし、同留納入が少ないとそれだけ利益も少なくなります。したがって、いくらドルを購入するかで利益額も変わってきます。
このように通貨価格の変動を利用して何度も売買を重ねることにより利益を得ていくのがFXです。
FXで利益を上げるため、通貨の相場の移りや決済時期が重要なカギとなってきます。社会情勢に左右されるFXのレートは一般的に、過去値の変動が分かるチャート(価格や時間をグラフ化したもの)を見て判断し取引をしていきます。
FX取引開始までの流れ
FXは4,000円の資金から始まることができます。株などに比べると少ない資金で気軽に始められるため最近では学生や主婦の方の副業としても人気がでています。
FXで取引を開始する準備として、まずFX専用の口座の開設から始まります。
次に開設した口座に入金して、取引が可能となります。
FX会社は10社以上ありますので、自分に合う会社を選ぶことも重要となります。
大体のFX会社は10,000通貨単位でトレードが可能です。最低額が4,000円から1,000円通貨単位という少額取引が可能なFX会社もあります。
実際の取引の始め方としては、デモトレードで基礎知識を身につけてリアルトレードに移っていくいうスタイルが一般的です。また、FXはパソコンやスマートフォン、タブレットで専用のアプリを用いて取引することが可能なので、初心者でも始めやすくなっています。
FXトレーダーの年収ってどれくらい?
FXについて少し理解できたところで、実際にどれくらいの年収が見込めるのが解説していきます。取組み方は専業やプロトレーダーを目指し進めていく方、副業として進めていく方様々ですよね。トレーダーの年収を確認していきたいと思います。
増加し続ける兼業アマチュアトレーダー
アマチュアトレーダーを大きく2つに分けると専業トレーダーと兼業トレーダーとなり、両者とも同じ土俵になりますが立場は同じではありません。
現在はパソコンやスマートフォン、タブレットの普及に伴いそれらで少額取引が簡単に行えるためFX人口は、増加傾向にあります。
サラリーマンはもちろん、学生や主婦の方達でもちょっと空いた時間に簡単にできることが理由のひとつです。このように本業は別持つなど副業でFXトレーダーとして活動される方が兼業トレーダーです。
またFXを専門に活動し収入を得ているトレーダーが専業トレーダーと言われます。
初心者での目標利益
FXを始めるキッカケは、様々ですが、誰しも始まりがあります。始めるときはFXについて学ぶことも大事です。
たくさん情報を収集し、デモトレードで経験を積み重ねるうちに、試行錯誤ししながら期待に胸を膨らませたり、時に不安になったりすると思います。
そこで、まずは利益の目標年収を立てて取引をしていくスタイルをおすすめします。
自分の環境やスタイルに合った目標年収を設定し、そこから月額、日額を割り出して計画的にトレードを進めていくとスムーズにできます。
仮に、日本人平均年収の450万円を目標として達成した場合、専業トレーダーとしてやっていけるのではないでしょうか。
アマチュアトレーダーの年収とは?
アマチュアといっても、プロ以上の収入がある専業トレーダーの方が多くいます。
年収は最低で600万円、800万円~1,000万円が一般的というところです。中には、何千万、億単位の年収を得ているも存在します。
とても魅力的で憧れます。
しかしながら、月々に見ていくと安定はしておらず、利益が多い月もあれば逆に損失が出る月もあるといった感じです。
そしてFXでの利益は、投資資金によっても大きく差が生じます。FXの取引結果の成績によって年収が決まってくるので、歩合制と言っていいでしょう。
兼業トレーダーになると年収100万円とこともありますので、取組み方によってかなりの開きが見られます。歩合制で上限はないので、仕事としては夢が見られることもありそうです。
FXで年収500万円を目指すには?
専業トレーダーとして、FXでの収入だけで生活できるようになりたいと思う人も多いことでしょう。その場合、年収500万円が基準となってくるのではないのでしょうか。
初心者では難しいかもしれませんが、中級者くらいで慣れてくると可能となってくる範囲です。
月平均で42万円、一日平均2万円程度の利益を得ることができれば実現します。
FXはテクニックを伴うトレードで、日々勝ったり負けたりするものの最終的にプラスを得る頭脳戦ということになります。
実際おすすめのトレードスタイルは、数日あるいは数週間の相場予測で、利益獲得を目指すスイングトレードか1日に1〜3回の取引を完了するデイトレードです。
今回は、年収500万円を仮定して利益の平均月額、日額を割り出しました。年収250万円では平均利益日額は半分の1万円で年収1,000万円を目指す場合は倍ということが分かりますので、参考にしてください。
兼業トレーダーは目標年収を考えずに
本業を持ちながらFXの取引をしている兼業トレーダーにおすすめするのが、目標を立てないことです。
個人的な意見も含みますが、1日の利益が数千円、毎月数万円の利益を確実に得ることができれば上出来だと言われています。
FXのデメリットとして、取引によっては資金がゼロあるいはマイナスになる可能性があります。それを回避し確実に利益を得るために例えばチャートを見て傾向と対策を考慮していきながら、焦らず慎重に取引を進めていく方がよいのではないでしょうか。
だとすれば、逆に目標を立てることが、不安や失敗を生み出す原因になりかねません。
まとめ
FXトレーダーの年収については、専業トレーダーと兼業トレーダーでは大幅に差があることが分かりました。
FXは少額資金で大きな利益を得ることができるなど多くのメリットがあります。ただし、同時に大きな損害を負う可能性もあるということを念頭に置いておきましょう。
またFXは資産運用、投資という点においてとても奥が深いものです。まずはしっかりと学ぶことが前提となりますが自分なりに様々な角度から分析したり、多様な手法を用いて取引ができるため、自分に合った取り組み方での取引を確立したものにして年収UPを目指していきたいところです。