FXトレード挑戦前に見ておくべきFXトレーダーの末路集

インターネット上のいわゆる「コピペ集」などを見るのが好きな方のなかには、「FXトレーダーの末路」などを読んだことがある人が少なくないと思います。

ここでは失敗したFXトレーダーその末路の一例と、そんな末路を迎えたくない人のための失敗しない方法を紹介していきます。

FXトレーダーの末路の例

ここで紹介する内容は、あくまで「インターネット上の書き込み」ですので、もしかしたら創作かもしれません。しかし実際にあり得ることです。ぜひ参考にしてみましょう。

Aさんの末路:月収の60倍のマイナスを出した

Aさんは月収15万円でしたが、FX取引によりトータル880万円の損失を出しました。
二度とFXをしないように、口座を閉鎖したそうです。

Bさんの末路:ハイレバレッジ取引で380万円のマイナス

Bさんはアルバイトで貯めた資金を、FXのハイレバレッジ取引で溶かしたようです。
「ハイレバレッジ取引は絶対にするな」と語っています。

Cさんの末路:3,000万円→12万円へ

Cさんは約3,000万円のFX口座残高を、一晩で12万円にまで減らしました。
3,000万円貯めるまでに3年ほどかかったようですが、失ったのは一瞬です。
その日は会社を無断で休んだようです。

Dさんの末路:500万円を溶かす

Dさんは娯楽をほとんどせず、必死に貯金した500万円をFXでほぼ溶かしたようです。

Eさんの末路:資金80~100倍から地獄へ

Eさんは、わずか6か月程度のFX取引で資金を80~100倍にしたようです。そこで会社をやめて、色々なところから借金して2,000万円の資金を作り、FX一本での生活を始めました。

しかし、約2カ月で資金がゼロに。借金の分割返済が認められず奥さんとは離婚。「人生終わった」とは言っていますが、その後借金を返したかどうかは不明です。

Fさんの末路:明確な犯罪行為

Fさんは集金した300万円(=自分のものではないお金)でFX取引をしてしまいました。
結果は不明ですが、2ちゃんねるの書き込みを見る限りはほぼ「発狂」しています。

A~FさんがFXでこんな末路を迎えた理由は?

ではA~Fさんが以上のような末路を迎えたワケを考えていくと、主に4つの理由があることがわかります。

  1. ハイレバレッジ
  2. 強制ロスカット
  3. FX中毒
  4. 「失ってはまずいお金」を使っている

1.ハイレバレッジ

たとえばレバレッジ倍率を「1,000倍」にすると、自己資金が1万円でも、1,000万円分の取引をすることができます。

そして、1,000万円-1万円=999万円の借金を一時期的に抱えることになります。

その取引で勝てれば「利益で借金を返せば良い」ですが、負ければ膨大な借金だけが残ることになります。

2.強制ロスカット

強制ロスカットとは、「レートがある程度まで下がると、それ以上損をさせないためにシステム側で自動的にロスカットを行う」仕組みを各FX業者が設けていることです。

そのため、FXトレードにおいては「ギリギリまで粘る」ことがしにくいのです。

3.FX中毒

A~Fさんのなかにはハッキリと「FX中毒だった」と言っている人はいませんが、「FX依存症」になっていた方もいるのではないかと思います。

FXトレードのフィールドは「全世界」ですから、土日を除いてほぼ24時間取引することができます。

そして、

  • レバレッジを使えば一気に大儲けできるかも
  • 自分が寝ている間にチャートが暴落して借金を背負うかも

といったことがあるため、FX中毒になってもおかしくありません。
「FXのために会社をやめる」「正常な判断能力を失いFXのために借金をする」「身体が壊す」などの事もあり得ます。

4.失ってはまずいお金を使う

「自分のものではないお金を使う」のは論外ですが、「借金してまでFX資金を作る」のも完全にNGです。

そういった人は、負けたときの事を考えていません。もしくは「絶対に勝てる」などとあり得ない錯覚をしてしまっています。

実際には、負けても生活に影響を及ぼさない金額の2分の1くらいまでをFXトレードの資金とすべきです。

FXで悲惨な末路を迎えないためのポイント

では、A~Fさんのような末路を迎えないための注意点・考え方を見ていきましょう。

  1. ゼロカットシステムがあるFX業者を使う
  2. むしろハイレバレッジ取引のほうがいい
  3. 強制ロスカットは味方である

 

1.ゼロカットシステムがあるFX業者を使う

「口座残高が0未満になったら、ゼロに戻してくれるシステム」のことをゼロカットシステムと呼びます。

これがあるだけで、「FX取引自体による借金」を背負う事はなくなります。

ただし、国内FX業者はゼロカットシステムを設けていないので、必然的に海外FX業者を使うことになります。

また、海外FX業者だからといって、必ずしもゼロカットシステムがあるわけではないので(ない海外FX業者もあります)注意が必要です。

しかし、ゼロカットシステムは、あくまで口座残高を0に戻してくれるだけです。「FXトレードのために1,000万円借金を抱えている」といったことをしてしまえば、その1,000万円を全額失う可能性はあります。

ですから、「失っても生活に支障をきたさない金額」の範囲でトレードをすることが重要です。

2.むしろハイレバレッジ取引のほうがいい

ハイレバレッジ取引であれば、少額で大きな取引ができるため資金効率は良いです。

取引回数も減らすことができますので、FX依存症に陥りにくくなります。

それでも危険なように思えるかもしれませんが、ゼロカットシステムがあるので「自己資金を超える借金」を背負うことはありません。

3.強制ロスカットは味方である

強制ロスカットは「損失が大きくなり過ぎないようにしてくれる仕組み」ですから、冷静に考えれば「ユーザーの味方」という側面が強いと思います。「強制ロスカットは敵!FX業者は酷い!」というような考え方をする人は、海外FX業者を利用しても負けやすいと感じます。

ただし、ロスカット水準が高過ぎると(50%以上)、すぐにロスカットが発生してしまい、立ち行かなくなります。
各FX業者のロスカットラインをきちんと調べた上で、FX業者の口座開設を行いましょう。

まとめ:海外FX業者を適切に使えば悲惨な末路にはならない

以上、FXユーザーの末路、そうならないための方法について見てきました。

  • ゼロカットシステムがある海外FX業者を使う
  • ハイレバレッジ取引をする
  • 「失っていいお金」だけを使う

などの事を徹底していれば、そのような悲惨な末路は迎えません。

むしろ一番怖いのは、「FX依存症」だと感じます。FXトレードで大勝したときなどに「他で味わえない快感」を覚えてしまえば、それを再び味わうためにFXにのめり込んでしまってもおかしくありません。万が一「FXをやめたほうが幸せになれると分かっているのに、やめられない」などの状態になった場合は、病院で診断してもらう事をおすすめします。

適切な方法でFXトレードを行えば、健全に利益を狙うことができますので、正攻法で攻めていきましょう!

おすすめの記事