
数ある海外バイナリーオプション業者のなかでも比較的後発なのが、今回紹介する「Zentrader(ゼントレーダー)」です。ゼントレーダーは2018年から日本のバイナリーオプション業界に新規参入しましたが、開始当初からハイローオーストラリアとの類似性が指摘されるなどで話題になりました。しかし、Zentrader(ゼントレーダー)は高額利益での口座凍結が一部のトレーダー内で問題視されており、安心して利用できるのか不安に思う方も多いでしょう。
今回は、ゼントレーダーの口座凍結の実情について、基本情報にも触れながら解説します。さらに、凍結の原因になり得る不正行為も、公式サイトからの情報を参考に掲載しています。ゼントレーダーの口座凍結問題が気になる、ゼントレーダーを安心して利用したいと思う方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Zentrader(ゼントレーダー)のおさらい
まずは海外バイナリーオプション業者の「Zentrader(ゼントレーダー)」について、簡単におさらいしておきましょう。ゼントレーダーは、2018年に日本でのバイナリーオプションサービスを開始しました。設立以降、日本人トレーダーに対する利便性を強化しながら、サービスを拡大し続けている人気の業者です。
Zentrader(ゼントレーダー)のメリットには、以下が挙げられます。
- 縛りの少ない良心的なルールとキャッシュバックがお得
- 最低入金額は5,000円とお手頃で入出金方法も多彩
- カスタマーサポートの対応は親切丁寧
- ペイアウトは最大2.00倍と高め
- 銘柄数は32銘柄と豊富
このように、魅力的な要素がたくさんあるため、初めてバイナリーオプションを始める方におすすめの業者といえます。
Zentrader(ゼントレーダー)公式サイトからわかる口座凍結の原因
ここからは、本題のZentrader(ゼントレーダー)における口座凍結について解説していきます。ゼントレーダーでは、今までに一部機能の凍結が確認されています。具体的には、以下の内容が挙げられます。
● 複数エントリーができない
● 500円でしかエントリーできない
これらが起きる原因は解明されていませんが、実際に起きているトラブルのため、いつ自身が口座凍結の被害にあってもおかしくありません。
以下は、Zentrader(ゼントレーダー)の公式サイト「利用規約」に掲載されている違反行為です。ゼントレーダーで口座凍結にならないためにも、参考にしておきましょう。
- 第三者による金銭アドバイス・声明・解説を受けた取引
- インサイダー取引や市場操作
- アカウントの乗っ取りや身分詐称または別のユーザーの所在地の隠蔽
- VPSやVPN・自動売買を使用した取引
- 他人のアカウントでの取引
- Torブラウザもしくは同様のサービスの使用
- アービトラージ・価格レイテンシー・遅延を利用した取引
- 取引量に急激な変化が認められるスキャルピングもしくは手法
参考:利用規約|Zentrader
これらの行為は、他のバイナリーオプション業者でも禁止されていることです。普通に取引を行っていれば、上記のような不正行為に抵触する可能性は低いといえます。
ちなみに、たとえ上記の行為が不正であると自覚せずに行っていた場合でも、やってしまったからには口座凍結の対象になります。「疑わしい行為はしない」ということを肝に銘じておくのが大切です。
Zentrader(ゼントレーダー)における口座凍結の種類とは?
Zentrader(ゼントレーダー)では、以下2種類の口座凍結があるといわれています。
● 限定口座凍結
● 完全口座凍結
それぞれの凍結内容次第で制限範囲が異なるため、詳しくチェックしておきましょう。
限定口座凍結
「限定口座凍結」は、課せられる制限のなかで一番軽度といえます。すべての取引が不可能になるわけではなく、できることが制限されるのが特徴です。具体的な取引の制限として、以下を参考にしてみてください。
限定口座凍結の制限内容 | |||
入金 | 取引 | 出金 | 解除 |
○ | △ | △ | △ |
また、Zentrader(ゼントレーダー)の限定凍結で有名なのは「500円分でのトレード」が課せられる点です。一部のクチコミでは「1日に5万円稼いだら凍結された」「出金申請したらなぜか凍結された」という意見も見られます。
Zentrader(ゼントレーダー)における限定口座凍結の場合、入金は自由にできるケースがほとんどですが、取引や出金はスムーズにいかないことがあるようです。
完全口座凍結
「完全口座凍結」では、入金・取引・出金のすべてが完全にできなくなる口座凍結です。実質は「強制解約」に近いものといえます。
完全口座凍結の制限内容 | |||
入金 | 取引 | 出金 | 解除 |
× | × | × | △ |
この場合、危険・違反行為の疑いが晴れるまで、ただ待つしかありません。取引に問題がなかったと証明できれば、凍結解除の可能性もあります。しかし、それまでの取引履歴が削除され、利益も没収されてしまうようです。
口座凍結のリスクは、どのバイナリーオプション業者にもいえることです。ルールに則った取引をしていれば凍結を心配する必要もないため、危険行為は避け安全にトレードするのが良いといえます。
Zentrader(ゼントレーダー)の凍結を解除する方法とは?
何の心当たりもないのに口座が凍結された場合、どうにか対処して取引を再開させたいと思う方も多いでしょう。Zentrader(ゼントレーダー)の口座凍結を解消する方法としては、カスタマーサポートへの交渉しかありません。
Zentrader(ゼントレーダー)では、平日24時間対応可能な日本語サポートを受けられます。カスタマーサポートには2種類あり、トレーダーの好みに応じて「問い合わせフォーム・チャット」からの選択が可能です。
また、バイナリーオプション業者は土日だと連絡がつかないケースが多いなか、Zentrader(ゼントレーダー)は年中9時から17時まで対応している点には安心できます。急に口座凍結を言い渡されても解決を図れるため、特に初心者には有難いサービスといえるでしょう。
ただし、Zentrader(ゼントレーダー)の口座凍結における解消事例は、今のところありません。凍結が解除されないということは、今後ゼントレーダーを利用できないということを意味します。そうなれば、もう別のバイナリーオプション業者への乗り換えを検討するのが良いかもしれません。
公式サイトには過去のトラブル事例が掲載されているヘルプセンターも用意されているため、そちらも確認してみてください。
Zentrader(ゼントレーダー)の口座凍結を防ぐためにできること
規約違反による出金拒否や口座凍結は、Zentrader(ゼントレーダー)に限らずどのバイナリーオプション業者でも行われています。しかし、ゼントレーダーの口座凍結は、その多くが数万円の利益を獲得したことによって発生しており、真面目に取引をしている方にとっては納得のいかない口座凍結が行われているのかもしれません。また、凍結が解除された事例も見つかっていないため、不安に思う方は多いでしょう。
もし、Zentrader(ゼントレーダー)でバイナリーオプションを楽しみたいと思う方は、いつ口座凍結が起きても「正しい取引をしていた」と主張できるよう、不正行為をしないことが大事といえます。そうすれば、万が一凍結に合っても自身にかけられた行為の疑いを晴らせるかもしれません。その際は、日本語対応のカスタマーサポートへ問い合わせてみるのがおすすめです。