初心者が押さえておきたいFXの基礎知識

インターネットさえあれば、誰でも気軽に行えるFXトレードは、今人気の投資方法として知られています。

しかしその手軽さゆえにFXに潜むリスクを過小評価してしまい、大きな損失を抱えてしまうこともあります。

今回はFXを始めるときに押さえておきたいポイントをいくつか紹介。これからFXを始める人でも、安全にトレードできる情報をお伝えしていきます。

そもそもFXとは?

そもそもFXとは何なのでしょうか?

FXとはForeign Exchangeの略称で、日本語では外国為替証拠金取引といいます。

通貨同士を交換する

FXは通貨同士を交換する投資方法です。

日本円と米ドル、日本円とユーロ、ユーロと米ドルなど、各国の中央銀行が発行するいわゆる法定通貨同士の取引を行います。

取引ではどちらかの通貨を売り、もう一方の通貨を買うことになります。円を売ってドルを買う場合、「円売りドル買い」などと呼ばれ、この言葉はニュースなどで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

リアルタイムの交換レートで取引する

FXとは通貨同士を交換する取引です。

それでは、交換するときの割合はどのように決まるでしょうか。

ある通貨とある通貨を交換できる割合のことは「交換レート」と呼ばれます。交換レートは、日々の為替市場の需要と供給のバランスによって決まります。

下記に2022年6月7日のみずほ銀行における通貨ペアの交換レート(円⇒外貨)をまとめてみました。

 

通貨ペア交換レート
米ドル/円135.25円
ユーロ/円147.34円
ユーロ/ドル1.069ドル
ポンド/円176.52円
豪ドル/円104.46円
ポンド/ドル1.29612ドル

 

 

それぞれの通貨ペアを表示してみました。米ドル/円であれば、交換レートは135.25円です。これは1ドルが135.25円に等しいことを意味し、FXの取引を行うときは、このレートで交換することができます。

交換レートの表示方法は、通貨ペアごとに異なっています。通貨ペアで表示されている通貨のうち、左側に表示されている通貨を基準にして、右側に表示されている通貨の単位でレートを表現します。

 

証拠金を預け入れて取引を行う

FXは証拠金取引の一種です。

証拠金取引では、自己資金をFX業者に預け入れることで、自己資金以上の金額をトレードすることになります。

そもそも為替市場というのは、株式市場や仮想通貨市場に比べると、あまり大きな値動きはありませんが、2022年はウクライナ情勢により、円安が進行しています。

レバレッジをかけられる

FXでは、証拠金以上の金額をトレードすることを「レバレッジをかける」と表現します。

レバレッジとは「てこ」を意味します。てこの原理のように少ない力で大きなものを動かせるというイメージが分かりやすいでしょう。

レバレッジの大きさは、〇倍という風に表されます。これは証拠金の何倍の金額を動かせるのかということを意味します。

最大レバレッジについては、国内FX業者では金融庁の規制があるため25倍となっています。一方、海外FX業者では、様々な数値が設定されています。

 

会社名最大レバレッジ
国内FX業者は一律25倍
XM Trading1,000倍
Bigboss2,222倍(オメガ・デラックス口座)
Axiory2,000倍(マックス口座)

 

FX取引に慣れ、リスク管理がしっかり行えるようになってきたら、海外FX業者を利用してハイレバレッジトレードに挑戦してみても良いでしょう。

FXトレードのメリットやデメリットは?

FXトレードにはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。順番にチェックしていきましょう。

メリット1. 少ない資金で大きな資金を動かせる

以下の証拠金例は、米ドル円を1ドル=110円、取引数量を1万米ドルと仮定した計算です。実際の相場や口座条件によって必要額は変わります。

FXのメリットはレバレッジトレードができることです。

たとえば、国内FX業者の最大レバレッジ25倍で、1lotを動かすのに必要な金額を考えてみましょう。

多くの国内FX業者では1lot単位で取引が可能なため、そのような業者では1lot(1万ドル)が最低取引水準に設定されています。

1lot(1万ドル)を動かすための必要証拠金を計算してみます。

1lot=1万ドル、1ドル110円として計算
1lot(110万円)=25倍×必要証拠金
必要証拠金=110万円÷25=4万4000円

このように、1万ドル(110万円)という大金をわずか4万4000円という金額で動かすことができます。海外FX業者を使えば、高いレバレッジがかけられるので、さらに安い金額で1万ドルをトレードすることができます。

先ほど紹介したFX会社と最大レバレッジに対応する必要証拠金を下の表にまとめています。

会社名最大レバレッジ1万ドルを取引するのに必要な証拠金
国内FX業者は一律25倍4万4000円
XM Trading1,000倍1,100円
Bigboss1,111倍(スタンダード口座)約990円
Axiory2,000倍(マックス口座)550円

 

実際にトレードすれば、レバレッジの威力を体感できるはずです。

メリット 2.買いからでも売りからでもエントリーできる

これも証拠金取引ならではのメリットと言えるでしょう。たとえば、株式の現物取引では、新規注文する際には株式を購入しなければなりません。

現物取引であっても、上昇トレンドの場合は買いでエントリー、売りで決済を行えば利益を出すことができます。

しかし、下降トレンドが続いているときには、買いエントリー、売り決済で利益を出すのは非常に難しくリスクも大きくなります。

一方でFXでは、売りでエントリー、買いで決済という注文方法を行うことができます。どんな相場でも利益を出しやすいトレード環境が用意されていると言えるでしょう。

デメリット 1.板がないので予想が難しい

株式の取引画面では、注文数と注文値の一覧が表示される板が表示されます。板では投資家の注文情報が分かるので、値動きの予測に役立ちます。

しかし、FXにはこの板がありません。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析のみで値動きを予測しなければいけないので、株に比べると参考になる情報量が少ないと言えます。

デメリット 2.借金のリスクがある

こちらは結構大きなデメリットと言えるかもしれませんが、残念ながら国内FX業者では借金を背負ってしまうリスクがあります。

もちろん可能性はごくわずかなもので、スイスフランショックやリーマンショックなど、年に一度あるか無いかの相場の大変動時のみ生じるリスクです。

FX業者では、含み損を抱え証拠金が一定水準を下回った場合、会社がポジションを決済してしまう強制ロスカットというシステムが採用されています。

ところが、スイスフランショックなどの相場の時には、強制ロスカットが機能しないことがあります。その結果、証拠金がマイナスとなってしまい、FX業者から追加で証拠金の支払いを求められる可能性が出てしまいます。

この可能性を排除したい場合、海外FX業者を利用することをおススメします。海外FX業者を利用すれば、証拠金のマイナス分を補填してくれるゼロカットシステムが採用されているので、借金を負うリスクを完全にゼロにすることができます。

まとめ

今回はFX初心者が押さえておきたい基礎知識について解説しました。

メリットもデメリットもあるFXトレードですが、株式や仮想通貨など、ほかの投資先と比較しながらFXを始めるのか、続けるのかという判断を行ってください。

また、FX初心者の方は小額投資で始めるということをおススメします。安定的に勝てるようになるまでは経験が必要になります。初めのうちは少ない資金でレバレッジも控えめにしておきましょう。

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