
株やFXの投資話ではよく「大きな損失を出した」「借金を抱えてしまった」といったことが起きるようですが、バイナリーオプションではあまりそのような損失が出た話を聞くことはありません。それはなぜなのでしょうか?
今回は、1回の損失が決まっていても大負けすることがある理由と、取引前に確認しておきたい資金管理について見ていきます。
バイナリーオプション
バイナリーオプションとは、特定の通貨ペアの価格が設定された時間が経過した時点で、その価格が事前に定められたレート以上か以下かを予測する取引方式を指します。正確な予測をした場合、投資した金額に対する決められた利益(ペイアウト)を得ることができ、誤った予測をした場合は投資した資金を失います。この取引方法は、そのシンプルさから多くのトレーダーに利用されています。
バイナリーオプションにはいくつかの異なる取引タイプがあり、それぞれに特有の判定基準が設けられています。
| 取引名 | 判定方法 |
| ラダー取引 | 目標レートよりも「高い」または「低い」で判定する方法です。 最も一般的な取引方法となっています。 |
| レンジ取引 | 判定時刻に目標レートの範囲内に入ったかどうかで判定する方法です。 値動きが少ないレンジ相場に向いています。 |
| ワンタッチ取引 | 判定時刻までに目標レートへ到達したかで判定される方法です。 海外バイナリーオプションのみで行われる取引方法で、国内バイナリーオプションでは見かけません。 |
バイナリーオプションのメリット
バイナリーオプションは非常にシンプルな取引形態です。それがゆえに多くのメリットを持ち得ています。
そんなバイナリーオプションのメリットには、たとえば以下の3つがあります。
- ルールが簡単で分かりやすい
- 少額で取引できる
- 途中でやめることもできる
ルールが簡単で分かりやすい
バイナリーオプションの魅力の一つは、その取引ルールが極めてシンプルで理解しやすい点にあります。価格が指定された目標レートを上回るか、下回るかを予測するだけで、これはFXや株式投資に比べて格段にシンプルな仕組みです。このシンプルさが、金融投資をこれから始める初心者にとってもアクセスしやすい特性となっています。
少額で取引できる
購入単位は業者・商品によって異なります。少額で取引できても、回数や1回の金額を増やせば累計の損失は大きくなります。以前紹介していたHighLowはサービスを終了しており、当時の最大購入額を現在の業者選びに使うことはできません。
途中でやめることもできる
バイナリーオプション取引においては、チケットの購入により市場への参入が可能ですが、重要な点として、判定時刻を待たずしてチケットの売却が可能であることが挙げられます。この早期売却を通じて、既に得られた利益の確保や、予想が外れそうな時の損失の最小化を図ることができます。初めの予測が大幅にずれてしまいそうな場合にも、事前に手放すことが可能なのは、バイナリーオプションの大きな利点です。
1回の損失上限があっても大負けは起こる
購入型のバイナリーオプションは、1回の最大損失が原則として購入代金に限られます。しかし、それは大きな損失が出ないという意味ではありません。
1,000円の取引で10連敗すれば損失は1万円です。負けを取り返そうとして金額を倍にするマーチンゲールでは、1,000円、2,000円、4,000円、8,000円と増え、4連敗だけで累計1万5,000円を失います。
1日の損失上限と1回の購入額を先に決め、上限に達したら取引を止めることが大切です。
FXとは?
FXの損益は、取引数量と値幅によって変わります。ロスカットは証拠金維持率が一定水準を下回ったときの強制決済で、利益を確定する仕組みではありません。
国内FXでは相場急変などによって口座残高を超える損失が生じる場合があります。海外FXのゼロカットも業者ごとの制度であり、すべての海外業者に同じ条件があるわけではありません。FXとバイナリーオプションは、損益の決まり方と資金管理の方法を分けて比較しましょう。
バイナリーオプションで勝つためには?
バイナリーオプションも購入代金を失う取引です。何も戦略を持たずにただ投資を繰り返しても勝てる保証はありません。それどころか負けて文無しになってしまう可能性もあるのが投資の怖さです。
そこでバイナリーオプションで勝つためにはどのような心構えで臨むのが良いのか?ここでは3つほど紹介しておきます。
ペイアウト率が高い業者を選ぶ
払戻額は、元の購入代金を含むかどうかを確認して比較します。購入代金込みで1.8倍なら、勝率50%では利益が出ず、損益分岐点は約55.6%です。
高い払戻倍率でも、判定条件が厳しければ有利とは限りません。銘柄、判定時間、同値時の取扱いを揃えて比べましょう。サービス終了済みのHighLowへの口座開設は案内できません。
ギャンブルトレードはしないこと
バイナリーオプションで勝つには、運まかせの取引をしないことです。1/2の確率で勝利するバイナリーオプションであれば一定の利益を出す人はいるかもしれませんがしかし、バイナリーオプションはあくまで投資です。継続して取引をしていくためには、運まかせの取引ではいずれ勝てなくなります。勝率が5割を下回っても利益が出るとは限りません。購入代金込みの払戻倍率が2倍未満なら、同額で取引する場合の損益分岐勝率は50%を上回ります。ですから、自身の取引にしっかりとした根拠を持って臨むように心掛けてください。
デモ取引でしっかりとコツを積む
バイナリーオプションを始める際には、必ずデモ取引を行ってから本番に臨むようにしましょう。口座開設しなければわからないバイナリーオプションの内側を見れる貴重な機会でもありますし、何より画面の使い勝手を知ることができます。すべての業者がデモ取引できるわけではないため、デモ取引可能なバイナリーオプション業者を選択するようにしましょう。







